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『「普天間」交渉秘録』
2012-10-16 Tue
普天間交渉秘録
『「普天間」交渉秘録』 新潮文庫 守屋 武昌 (著)

著者は元防衛庁事務次官で沖縄基地問題に20年ちかく携り、安倍政権時に小池百合子防衛大臣により解任される。その後山田洋行事件の収賄にからみ逮捕起訴された人物。
この本を読むと新聞やテレビ、池上彰氏の「そうだったのか、、、」では知りえない基地問題の奥深さがわかる。
私が次官の立場であれば途中でギブアップしてしまうだろう難解な問題である。沖縄復興金や基地問題に拠出される莫大な利権に関わる為政者や経済界、本音と建前を使い分けた沖縄との交渉、
本当に沖縄の住民や日本国のことを考えてこの基地問題を考えている政治家はいるのだろうかと思ってしう。
今更ながら鳩山や菅元首相じゃとうてい普天間問題の解決は到底無理なことだったのだろうと思う。沖縄県時事や市長のほうが役者が一枚も二枚も上手である。
米国の要求、沖縄県為政者たちの基地問題は進展させず国からもらう金はより多くという考え、埋め立ての利権に絡むゼネコン、埋め立てを阻止しようとする環境団体
そして日本国としての防衛、これらの正解のない連立方程式を解決するためには協力なリーダーシップをもった首相でなければ進展すらしないだろう。
著者は当時小泉首相以外からはそうとう煙たがれていたようで、小池百合子防衛大臣は周りからそそのかされたようで次官解任という拙速な判断を下したようだ。
非常に面白かった。
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★ respect
本音と建前は相反し、共に現実の中にある。
理想は、現実の外にある
現実の中で、本音と建て前を使い分ける人は詭弁の人。現実の世界に埋没した無哲学・能天気のひと。
理想実現のために現実対応策を考える人は、尊敬に値する人。
http://www11.ocn.ne.jp/~noga1213/
http://3379tera.blog.ocn.ne.jp/blog/
 
2012-10-25 Thu 00:37 URL | noga #sqx2p0JE[ 内容変更] | top↑
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