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『コンピュータVSプロ棋士』
2011-03-07 Mon
コンピュータVSプロ棋士
『コンピュータVSプロ棋士』 PHP新書 岡嶋 裕史 (著)

以前私は数独(9x9のマス目)ゲームで制限時間内に終わらないあまりにも情けない自分の頭の悪さに嘆き
一度でいいから正解を出そうとPCでマクロを作成したことがある。
このようなマスゲームを解くプログラムはルールも単純だし相手もいない収束型ゲームなのでいくら難しくても100〜200回のシュミレーションをかければ正解が1秒足らずで導きだされる。
他人の作成したプログラムを読むのが仕事でもある私にとって去年女流名人を破った将棋ソフト「あらか」が如何に構成されているのかは非常に興味を覚えることである。
この本は「あらか」が誕生するまでの将棋ソフトの歴史と去年女流名人を破ったときの模様を解説しているのだ。
コンピュータに将棋のルールだけを教え込む(プログラムする)だけでも大変な作業であろうが、9x9のマス目の中の10手先をシュミレーションをするだけでも81の10乗という天文学的数値のパターンが存在し膨大なるメモリーも消費されることが容易に想像できる。
200台近くのコンピュータと4つの違う将棋ソフト(次の一手は合議制により選択)を組み合わせても未だ名人を超えられないのだ。羽生氏は2015年ごろには名人を打ち負かすシステムになるのではと予言している。
システムの凄さよりも、このシステムに携わって日夜システムに改良を加えている人々に敬服してしまう。
現在このソフトはオープンソースになっているようだ。私のように小学校低学年レベルの将棋も指せるかどうかわからない人にとっては、まったく理解できないプログラムだろう。

このシステムを開発した人にとってはシステムの弱点を既に知っているわけだからコンピュータに負けることはないだろう。でも開発者はプロ棋士には勝てないだろうな〜。
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