日々の読書記録など
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『永遠のディーバ: 君たちに明日はない4 』
2014-10-29 Wed
永遠のディーバ

『永遠のディーバ: 君たちに明日はない4 』 新潮文庫 垣根 涼介 (著)

タイトルどうり「君たちに明日はない」シリーズの4巻目。今回リストラ対象のモデルとなっている企業は「JAL」「ヤマハ楽器」「山一証券」「すかいらーく」といったところ。既に破綻している企業もあるがこれは元社員ということで登場。
文庫化にする時点でタイトルを「勝ち逃げの女王」(JAL)から「永遠のディーバ」に変更したそうだ。私も4作中この「永遠のディーバ」(ヤマハ)が一番面白いように思う。
ちょっとくさすぎるが。
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『アンナチュラル〈上、下〉』
2014-10-27 Mon
アンナチュラル上 アンナチュラル下

『アンナチュラル〈上、下〉』 共栄書房 竹内 願人 (著)

著者は医者だそうだが、小説としては最悪 全然おもしろくない。著者自身医学論文多数とあるが なかなか受け入れてもらいえないため小説として書いたのかもしれない。
まあ趣旨はわかるがちょっと考え方が極端だな。
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『絢爛たる醜聞 岸信介伝』
2014-10-21 Tue
絢爛たる醜聞

『絢爛たる醜聞 岸信介伝』 幻冬舎文庫 工藤 美代子 (著)

この著者の本はこれで2冊目、最初は「悪名の棺―笹川良一伝」 タイトルは両方とも否定的な見出しであるが、著者は両者とも肯定的に捉えているように思う。
女性の書いたノンフィクションものはあまり読まないが、男性が書いたように思える内容。
「昭和の妖怪」とまで言われた元総理大臣 岸信介 言わずと知れた現安倍総理の祖父にあたりA級戦犯として起訴されるも不起訴処分となり釈放、その後首相まで登りつめる。
自民党の綱領でもある「憲法改正」を抱き続けたが60年安保の騒動で成立後辞職する。日中国交正常化について時の総理田中と岸とのやりとりは読んでも迫力があった。
これを読めば現首相の安倍総理が何を目指しているかよくわかる。というか脈々とこの閨閥の血が引き継がれている気がする。
今のところ「平成の妖怪」は小泉氏であろうが、もしかしたら安倍氏になる可能性もあるかも。
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『だから日本はズレている』
2014-10-14 Tue
だから日本はずれている

『だから日本はズレている』  新潮新書 古市 憲寿 (著)

簡単にいえば「おやじ世代」を批判した内容。著者は29歳なので「若者代表」って感じだろう。
著者の「おやじ」の定義は実力がともなわないが既得権益やバブルや年功序列制度により実力以上にどっぷりと利益を享受している中高年といったところ。
著者は東大大学院に籍を置く社会学者。本書の内容はまともでも、これが「学者」とか「東大」とかの冠するものがなければ見向きもされない売れない本でしかなかったであろう。
批判はしているが「じゃあどうすれば」というのはない。まあ本書の目的は今の日本を批判することなのでしかたないことではあるが、ちょっと厭世的すぎるかもしれない。
ひとつ同感するのはインターネットで盛り上がったデモなどは参加も安易にできるが簡単にほとぼりが冷めてしまうこと、今の社会ではインターネットでの盛り上がりは一時的な流行でありお祭り騒ぎで終わってしまうのだ。
インターネットによる投票も議論されているが私はまだ時期尚早だと思う。安易な投票や投票率のアップと国民に良い政治とは別問題なのだ。

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『住んでみたヨーロッパ 9勝1敗で日本の勝ち』
2014-10-10 Fri
住んでみたヨーロッパ

『住んでみたヨーロッパ 9勝1敗で日本の勝ち』 講談社+α新書 川口 マーン 惠美 (著)

比較文化人類学ではないが ヨーロッパ(EU)と日本の違いを書いた内容である。
読んでみたが五分五分ではないだろうか。どこが「9勝1敗」なのかさっぱりわからない。まえがきにあったが前回「8勝2敗」でバカ売れしたので今回は9勝にしたらしい。
9勝にするために書いたようなところもある。内容とは異なり日本人としての矜持心をくすぐるようなタイトルはちょっといただけないのでは。
買ってまで読むほどの本ではないように思う。
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『消された一家―北九州・連続監禁殺人事件』 
2014-10-09 Thu
消された一家

『消された一家―北九州・連続監禁殺人事件』  新潮文庫 豊田 正義 (著)

あまりにも酷く凄惨な内容、驚愕というより戦慄をおぼえる内容。これが実際におきた事件とはとうてい信じがたい。正直第1章を読み始めて「あ~こんな本買わなきゃよかった」と後悔した。
当時この事件は世間を騒がせたが私はあまり興味がなかったのか内容までは知らなかった。
よくテレビで再現ドラマを含めた凶悪犯罪の内容を事細かく扱った番組があるが、この事件だけは扱ってもらいたくないものだ。思い出しただけでも気分が悪くなるであろう。

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『警視庁公安部・青山望 濁流資金』
2014-10-09 Thu
濁流資金

『警視庁公安部・青山望 濁流資金』 文春文庫 濱 嘉之 (著)

シリーズもの、今回はビットコインがマネーロンダリング(資金洗浄)に利用される内容。明らかにMTGOX(マウントゴックス Gathering Online eXchange)の破たんを題材にした内容だろう。
もし作者が破たんする前にこの小説を書きあげていたのなら凄いと思う。確かにMTGOX自体怪しいと思う 今になって思えば。あの破綻劇も自作自演なのかな~

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『介護退職』
2014-10-03 Fri
介護退職

『介護退職』 祥伝社文庫 楡 周平 (著)

まさに私自身の悩みを小説にした内容である。骨折がきっかけとなり認知症が進む進む。巨額なプロジェクトの最後の追い込みで激務が続く中、主人公は已む無く介護のため退職する。
小説の中では最後はヘッドハンティングにより年俸3000万の職につき家族の絆がさらに深まったようだが、この著者にしては最後は単純だったように思う。もうひとひねりあってもいいのでは?
要は金さえあればなんとかなるっていうのはね~ 
まあ現実もそうだけど多くの人にとってみればそのお金が大問題なのだ、自身の老後のための資金をを介護にまわしていかなきゃいけないのだからそれこそ負の連鎖なのだ。
私の老後は介護してもらえる人がいないから ポックリと逝ってしまうしかないな~
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『史記 武帝紀 7』
2014-10-01 Wed
史記7

『史記 武帝紀 7』 時代小説文庫 北方 謙三 (著)

帝になり五十年になる武帝、巫蠱(ふこ - 呪い殺すこと)の噂が蔓延する宮廷では皇太子(劉拠)が謀反の嫌疑をかけれられ皇后(衛青の姉) 皇太子とも自殺に追いやられる。
老いを自覚する武帝(劉徹)は匈奴を撲滅するため14万もの大兵力を出すも、孫広は李陵により首をはねられ大将軍である李行利は投降し大敗北を期す。
しかし李行利も匈奴に地において暗殺される。戦もなくなり心の拠り所のなくなった李陵は冬の間だけ極寒の地で蘇武と暮らすようになる。
次期皇帝を明らかにしない劉徹、次期皇帝をめぐり官僚たちが暗躍するなか突然劉徹は最も幼い皇太子(弗陵)の母を死罪にする。
そして死期を悟った劉徹は最後に次期皇帝を八歳の弗陵とし 後見人として桑弘羊を御史大夫に そして霍去病の異母弟である霍光を大司馬大将軍任命しこの世を去る。
武帝が亡くなった後の匈奴では単于である狐鹿姑(コロクコ)が突然に病死してしまう。狐鹿姑の息子 壺衍鞮(コエンテイ)が単于となり漢と交渉を始める。
壺衍鞮は漢との取引に蘇武を用いるため李陵を単于庭につれてくるように命令する。李陵が漢に戻ることを要請する漢の交渉団であるが李陵単于ともに戻ることを拒絶をする。
漢の交渉団との酒宴において 漢に戻される蘇武 そして極寒の北地へ向かおうとする李陵 お互い会話を許されない中で 李陵は最後の別れとして舞を始める。

これで全7巻終了。
この史記が司馬遷により2000年以上前に書かれたもので中国の歴史文化の奥深さをつくづく感じてしまう。司馬遼太郎が「司馬遷には 遼(はるか)に及ばない」と言っただけはあるように思う。
あとがきとして会社の組織論・リーダー論とこの史記を結びつけていたが、これは余計であろう。あとがきは読まなきゃよかった。
国家・生死・民族・戦争・自然観 などありとあらゆるものを網羅しているのが この「史記」であるように思う。
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