日々の読書記録など
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『追悼者』
2013-08-29 Thu
追悼者

『追悼者』 文春文庫 折原 一 (著)

著者の作品は以前に読んだことがある。これもネタが最後までばれないようにいろいろ工夫して書かれているが読みづらい。ここまで凝らなくてもいいと思うのだが。
東電OL殺人事件をモチーフにした小説だったので興味がわき読んでみることにした。
小説では被害者を恨む幼なじみが、被害者になりすまし悪い噂を広めて殺害してしまうといった結末。
しかし読んでいる途中では犯人は高校時代に亡くなっているので、これじゃ読んでいて「あっ、そうだったのか」じゃなく
「なんだそれ」って感じになってしまった。小説より実際の東電OL事件のほうが奇奇怪怪な事件である。
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『信長燃ゆ〈上、下〉』
2013-08-27 Tue
信長燃ゆ(上)信長燃ゆ(下)

『信長燃ゆ〈上、下〉』 新潮文庫 安部 龍太郎 (著)

織田信長が打ち取られたのは、明智光秀が単独で行ったクーデターではなく、公家である前久が裏で糸を引いて光秀に信長を誅させたという朝廷陰謀説をもとに書かれた内容。
まあまあかな。同じ作者の書いた『蒼き信長(上、下)』のほうが面白かった。
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『命もいらず名もいらず (上、下)』
2013-08-20 Tue
命もいらず名もいらず(上)命もいらず名もいらず(下)
『命もいらず名もいらず (上、下)』 集英社文庫 山本 兼一 (著)

幕末から明治にかけて功績を残した山岡鉄舟の話。西郷隆盛が「命もいらず、名もいらず、官位も金もいらぬ人は始末に困るものなり。此の始末に困る人ならでは、艱難を共にして国家の大業は成し得られぬなり」
といったのは彼のことだったようだ。また最後の武士とも言われているようだ。それだけ奇人だったということだろう。
明治の時代だったからこそこのような人物がまだ生きていける土壌があったのだろう。翻って考えればそのような社会だったからこそ日本が戦争まで突き進んでしまったともいえるかもしれない。
今の時代このような人物がいるとは思えないが、もしいたとしても社会のなかで埋もれてしまって表には出てこないだろう。


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『吉田茂 ポピュリズムに背を向けて』
2013-08-14 Wed
ポピュリズムに背を向けて(上)ポピュリズムに背を向けて(下)

『吉田茂 ポピュリズムに背を向けて<上、下>』 講談社文庫 北 康利 (著)

戦前から戦後にかけての吉田茂首相の功績を綴っている。自民党の一貫した綱領である憲法改正、吉田茂も講和条約直後から憲法改正を望んでいたようだ。
今の時代にも彼のような大衆迎合せず、党や私事を交えず、理想に耽ることなく現実を見据え国民のためのみを考える総理が必要だろう。
今の憲法改正論議は憲法9条のことばかり、純粋に憲法全体を捉え建設的な論議に発展しないものだろうか。
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『望郷の道〈上、下〉』
2013-08-09 Fri
望郷の道(上)望郷の道(下)

『望郷の道〈上、下〉』  幻冬舎文庫 北方 謙三 (著)

著者の曽祖父にあたる新高製菓の創業者 森平太郎をモデルにした小説。
九州にいられなくなった主人公正太は身一つで台湾に渡り廃業寸前の製菓店を買い取り事業を拡大していく話。
日清戦争や日露戦争など戦争の臭いがする波乱な明治時代、徒手空拳から事業を起こして果てしのない夢を追いかける主人公。
久々に感動する内容であった。
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『震える牛』
2013-08-02 Fri
震える牛
『震える牛』  小学館文庫 相場 英雄 (著)

私としては面白い部類の小説であった。これはミステリー小説や警察小説といった感じではなく、経済小説みたいな感じ。
フィクションとはいえ業界の裏事情を詳らかにしている。とうぜん実名報道はできないのでこのように小説にして書くのもありかな。
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