日々の読書記録など
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『銀行王 安田善次郎: 陰徳を積む』 
2013-06-26 Wed
銀行王
『銀行王 安田善次郎: 陰徳を積む』 新潮文庫 北 康利 (著)

安田財閥の創始者の話。東京大学の安田講堂の安田である。当時は吝嗇家、ケチと一般世間では思われていたようでそれがあだとなり最後は右翼家に殺害されてしまう。
よって今でも明治の実業家として有名な渋沢栄一ほどは一般世間では有名ではないように思える。
「陰徳」とは人に知られることなく社会に尽くすということであり、寄付などをして新聞の記事になるようなことを嫌ったようだ。
安田講堂も彼の没後に名前がつけられたようである。また生涯に渡り食事などは質素を心がけたようだ。
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『家族ゲーム』
2013-06-21 Fri
家族ゲーム
『家族ゲーム』 集英社文庫 本間 洋平 (著)

この小説は何度も映像化されたようで、今もTVドラマ化され放映されているようだ。私は松田優作の映画を思い出してしまう。
横一列に並んで食事の風景がとても奇妙でまた滑稽で印象に残っている。ラストシーンがどうだったのか思い出せないので読んでみることに。
当時は校内暴力やいじめ自殺などが話題になっていたと思う。モンスターペアレントなんて言葉はなかった。
今はなにか事件が発生するたびにまずは教職員が叩かれてしまうのでやはり30年も経つと隔世の感がある。今は教師にとって受難の時代だろう。
で、小説でのラストはというと 「えっこんなんだっけ?」という感じ。じゃあ映画はもっとあいまいだったのかな~?
できの悪い弟の茂之 今で言えば彼はアスペルガー症候群に入るのだろう。
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『死刑でいいです』
2013-06-19 Wed
死刑でいいです
『死刑でいいです: 孤立が生んだ二つの殺人』 新潮文庫 池谷 孝司 (著)

  殺人犯の山地悠起夫のルポ。幼児期から両親の虐待を受け中学卒業後、新聞配達をしながら家計を助けていたが
水道も止められ母親を恨み撲殺、少年院で発達障害アスペルガーと診断されるが退院後大阪で姉妹の住むマンションに侵入し
猟奇的な殺人を犯す。逮捕後は一貫して「死刑でいいです」「自分は生まれてこなければよかった」と繰り返し、2009年本人の望みどうり刑が執行される。
  アスペルガーなどの発達障害が世間である程度認知されるようになったのはここ10年くらいで、全般的にこのような事件は報道などでは
発達障害者が差別をうけないよう犯人に発達障害があることはあまり報道されず、事件の残虐性ばかりが報道されているようだ。
しかしながらこのような特異な事件の背景には発達障害に関係する面が多くあるようだ。また裁判員制度になりどうしても被害者よりに感情が傾くため刑も重くなりがちになるようだ。
他人の立場や感情を理解することはできなくても、知能も高く、ある特定のこをすれば際立った才能を見せるアスペルガーと診断される人々。
岡本太郎、アインシュタイン、織田信長、スティーブショブスのような人たちもアスペルガーが疑われると以前に本で読んだことがある。
  昔であれば農業や漁業、もしくは第二次産業などでこのような人たちを受け入れ自立のできる環境があったのだが、今はサービス業が9割を占める産業構造。
「空気を読める」こと自分で考えることが必要をされる産業だけに、このような人たちにとってはますます生きづらくなっている社会環境であろう。
一般人であれば自力で孤立から社会へと融合することが可能であろうが、このような人たちは孤立させないことが犯罪を未然に防ぐためには必要だろう。
でも私の会社もそうであるが、上司に嫌われたり仕事ができなきゃリストラされるし昔にくらべこのような人が働ける職場は少ないのが現実であろう。
私にとっては深く考えさせられた本であり、なんかやるせない気持ちにもなってしまった。
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『とんび』
2013-06-13 Thu
とんび

『とんび』角川文庫 重松 清 (著)

私は作者の歳と近く同じ年代を生きてきたので、読んでいてどうしても昔の子供時代を思い出に耽ってしまい読むスピードが遅くなってしまった。
小学校6年の修学旅行、当時はまわりにそんなに金持ちがいるわけでもなく子供にとっては殆どが初めての旅行。同級生はみんな遊学旅行のためにピカピカの旅行カバンを買っていたのに私だけが父親の使い込んだバックを持っていき、同級生からからかわれたことが思い出された。
当時はなんでみんなと同じく買ってくれなかったのかと親に文句言ったけど、今では親は私にいい教育をしてくれたな~とつくづく感謝です。
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『獅子のごとく 小説 投資銀行日本人パートナー(上、下)』
2013-06-05 Wed
獅子のごとく上獅子のごとく下

『獅子のごとく 小説 投資銀行日本人パートナー(上、下)』 幻冬舎文庫 黒木 亮 (著)

アメリカの投資銀行で働く主人公が数々の企業買収を手がけるはなし。小説なのでフィクションではあるが
明らかにモデルとなる米投資銀行はGSのことであるし、SBによるボーダフォンぼ買収やTBS-楽天の買収劇について書かれてある。
外資証券会社の給料がなぜあんなに高いのかがよくわかる。
小説なので実際よりも誇大表現はあるだろうが、金のためであればインサイダーや背任に近い違法すれすれでビジネスを勝ち取っていく姿は
実像に近いのではないだろうか。まあ投資会社にかぎらず会社ってそんなもんだろうな。
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