日々の読書記録など
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『宮本武蔵』 
2012-07-27 Fri
宮本武蔵
『宮本武蔵』  文春文庫 津本 陽 (著)

宮本武蔵といえば吉川英治が有名であるがこの本は津本陽。吉川英治の武蔵は孤独や恋に苦悩する人物像を描いた大衆娯楽的な内容であったが、
これは命を賭した剣の世界でいきる孤独な求道者といった感じで書かれている。
江戸時代に確立された武士道などとは違い、負ければ死に直結する純粋な勝負の世界をうまく描写していると思う。
これを読んで先週読んだ『将棋名人血風録』が思い出されたが、将棋の世界も純粋に勝ち負けの世界であり剣の世界と通じるものがあるように思う。
勝負の世界とは 柔道や剣道などの「道」の世界とは全く次元の違う世界だということがよくわかるように書かれてある。
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『民王』
2012-07-25 Wed
民王
『 民王 』 ポプラ社 池井戸 潤 (著)

総理大臣の脳と その総理のできの悪い息子の脳が入れ替わってしまい、大学生の息子が国会で答弁するといった この著者には珍しいドタバタ喜劇といった内容で笑えた。
元総理の漢字の読めない麻生太郎を皮肉った内容ともいえる。これが 鳩山か菅だったらもっと笑えたな? それとも 逆に笑えないかも? 
党利党略から抜け出せない今の政治家に、もっと素直に初心にかえり国民のための政治をやってくれと書いているのだ。
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『傍聞き』
2012-07-18 Wed
傍聞き
『傍聞き』 双葉文庫 長岡 弘樹 (著)

短編のミステリーが4作であり非常に読みやすい。でもただ読みやすいだけだと思う。ミステリーが好きな人にはいいかもしれないが、
私にとっては物足りない、買って損した気分。
文庫の帯に「国内ミステリー部門ダントツの1位」と書いてあったのでそこそこ期待していたぶん落胆も大きかった。
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『将棋名人血風録 奇人・変人・超人』 
2012-07-17 Tue
将棋けっぷう録
『将棋名人血風録 奇人・変人・超人』  oneテーマ21 加藤 一二三 (著)

羽生 善治氏の本はいくつか読んだかことあるが、それは己との戦いみたいな内容であった。それにくらべこの本は歴代の名人の癖や性格など勝負の世界に生きる人々の姿を記している。
将棋愛好家であればもちろん面白く読めるだろうが、愛好家でなくても登場人物は一般に知れ渡っている面々なのでそれなりに読めるのではないだろうか。
スポーツの世界と同じく、勝負の世界は冷酷であり過酷であることがよくわかる。相撲界のように八百長ができるような世界ではなさそうだ。
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『ハーバード白熱日本史教室』 
2012-07-12 Thu
白熱日本史教室
『ハーバード白熱日本史教室』 新潮新書 北川 智子 (著)

以前に読んだハーバード教授であるマイケル・サンデル『これからの「正義」の話をしよう』は私の脳では理解困難であったが、この本は読みやすい。
著者はまだ若いにもかかわらずハーバード大学で日本史を教えているのだ。
本書の目的は日本の歴史を語ることではなくハーバードでの授業方法を記しているのだ。著者の考え出した授業方法は人気があり年々受講者が増えているそうだ。そもそも日本史は選択科目であり学生にとってはどうせなら楽しそうな授業を行っている彼女の授業をとるのかもしれない。
私は歴史小説とかも読むが、歴史小説の好きなひとからみれば非常にものたりない内容である。正直おもしろくなかった時間の無駄。(結局のところ自慢? と読めなくもないかも)
まあ穿った見方をうれば 東大でアメリカの歴史を 「西部劇」として教えているような感じかな。
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『ロスジェネの逆襲』
2012-07-11 Wed
ろすじぇねの逆襲
『ロスジェネの逆襲』 ダイヤモンド社 池井戸 潤 (著)

くだらない自己啓発本、たとえば「サムソン式仕事の流儀」など読むよりこの本を読んだほうがよほど自己啓発になる。
以前に勤めていた会社が買収されて1年と3か月買収された側の悲哀を感じつつモチベーションもなかなか上がらないときに ちょうどいい本を読んだ。
小説のように世の中うまくいくわけではないが、仕事をする意義や会社における自分の存在意義といった社会人の基本を再度認識させられた。
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『いま中国人は何を考えているのか』 
2012-07-06 Fri
いま中国人はなにを
『いま中国人は何を考えているのか』  日経プレミアシリーズ 加藤 嘉一 (著)

著者は大学から10年以上中国で生活しており、いろいろなコラムを書いているようだ。
中国に関する情報はいまや巷であふれており、この本に目新しさはなかったように思う。
タイトルは「いま中国人は何を考えているのか」だが その回答らしきものはなかったような、、、、あまりおもしろくなかったので斜め読みしてしまったせいかもしれない。
まあ、中国は世界の覇権をねらってるんでしょう。
著者の日本や中国の政治に関する考察がすこし浅い気がする、もう少し深く突っ込まないと面白くない。
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『日本の聖域 偽装の国』
2012-07-05 Thu
偽装の国
『日本の聖域 偽装の国』 新潮社  「選択」編集部 (編集)

新聞やTVでは報道されないような利権や癒着に絡んだ公共機関や組織を問題にした内容。新聞やTV業界のことも書かれておりこんなことはTVでは放送できないだろう。
日本赤十字のことも書かれてあったが、赤十字といえば代々皇族の多くが理事など務めているため話題にすること自体タブーなのかもしれない。
今回の震災でも義援金と言えば赤十字、国民の基金でなりたっているのかと思えば、ボランティアで提供する国民の血液を、有償で病院に提供するため莫大な利益を上げているのだ。
それも日本国内ではライバルもいない独占状態、法律で保護もされるだろうし輸血の適正価格もないに等しい。こんな「甘い汁」は手放せないだろう。

以下は目次、

第1部 
- 誰がための国益か(厚労省「薬系技官」―薬害はまた起こる
- 児童相談所―虐待死防げぬ「社会の暗部」
- 「法螺吹き」気象庁―誰も責任取らない「技官の園」
- 新聞休刊日―「一斉は偶然の一致」で押し通す
- 東海道新幹線―「安全神話」に陰り
- 犯罪被害者の会―「厳罰化」に走るのは果たして健全か
- 日本赤十字社―血液事業「独占」で利権の巣窟に
- 米軍「横田基地」―返ってこない空)
第2部 
- 不実と惰性の連鎖(偽装農家―日本の農業を蝕む元凶
- 公安調査庁―存在意義のない「無能官庁」
- 箱根駅伝―歪んでしまった「国民的行事」
- NHKと相撲協会―「共同正犯」
- 「地震予知」という大嘘―科学者の「良心」が問われている
- 原子力村―解体は至難
- 「主犯GE」フクシマの罪―米政府を後ろ盾の傍若無人
- 世論調査―政治を劣化させる「魔物」)
第3部 
- 私欲のみがまかり通る(福島を食い物にする「被曝医療」―御用学者のやりたい放題
- 記者クラブ制度―これでは真実は伝わらない
- 利権と化した「除染事業」―まんまと焼け太る「原子力村」
- ままならぬ「尊厳死」―病院では安らかに死ねない
- 「宝くじ」の闇―総務官僚が公然とピンハネ
- 子どもたちの被曝―行政の無能で拡大する「人災」
- 東京大学地震研究所―狼少年どころか今や「恐喝屋」
- 行政委員―利権と化した現代の「名誉職」
- 在沖縄海兵隊―「移転」でも土地は返らず負担も減らず)
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『春琴抄』 
2012-07-03 Tue
春琴抄
『春琴抄』  新潮文庫 谷崎 潤一郎 (著)

美しい文章ということで、谷崎潤一郎の「春琴抄」を薦められたので読んでみた。句読点の非常に少ない文章ではあるが違和感もなく読めた。
一つの文章に多くの描写が凝縮されており非常に繊細な文章である。佐助が自分自身で針を用いて盲目になる描写などは数行しかない文章なのに、
映像であれば直視できないような内容である。
文章なので直視できないではなく 何と言うのだろう、、 つまり斜め読みしてしまったのだ。(つくずく私の文章は拙いと思う、、、、)
なんか久々に文学を読んだ気がする。 でもこの本は子供が読む本じゃないな。
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