
『日本の聖域 偽装の国』 新潮社 「選択」編集部 (編集)
新聞やTVでは報道されないような利権や癒着に絡んだ公共機関や組織を問題にした内容。新聞やTV業界のことも書かれておりこんなことはTVでは放送できないだろう。
日本赤十字のことも書かれてあったが、赤十字といえば代々皇族の多くが理事など務めているため話題にすること自体タブーなのかもしれない。
今回の震災でも義援金と言えば赤十字、国民の基金でなりたっているのかと思えば、ボランティアで提供する国民の血液を、有償で病院に提供するため莫大な利益を上げているのだ。
それも日本国内ではライバルもいない独占状態、法律で保護もされるだろうし輸血の適正価格もないに等しい。こんな「甘い汁」は手放せないだろう。
以下は目次、
第1部
- 誰がための国益か(厚労省「薬系技官」―薬害はまた起こる
- 児童相談所―虐待死防げぬ「社会の暗部」
- 「法螺吹き」気象庁―誰も責任取らない「技官の園」
- 新聞休刊日―「一斉は偶然の一致」で押し通す
- 東海道新幹線―「安全神話」に陰り
- 犯罪被害者の会―「厳罰化」に走るのは果たして健全か
- 日本赤十字社―血液事業「独占」で利権の巣窟に
- 米軍「横田基地」―返ってこない空)
第2部
- 不実と惰性の連鎖(偽装農家―日本の農業を蝕む元凶
- 公安調査庁―存在意義のない「無能官庁」
- 箱根駅伝―歪んでしまった「国民的行事」
- NHKと相撲協会―「共同正犯」
- 「地震予知」という大嘘―科学者の「良心」が問われている
- 原子力村―解体は至難
- 「主犯GE」フクシマの罪―米政府を後ろ盾の傍若無人
- 世論調査―政治を劣化させる「魔物」)
第3部
- 私欲のみがまかり通る(福島を食い物にする「被曝医療」―御用学者のやりたい放題
- 記者クラブ制度―これでは真実は伝わらない
- 利権と化した「除染事業」―まんまと焼け太る「原子力村」
- ままならぬ「尊厳死」―病院では安らかに死ねない
- 「宝くじ」の闇―総務官僚が公然とピンハネ
- 子どもたちの被曝―行政の無能で拡大する「人災」
- 東京大学地震研究所―狼少年どころか今や「恐喝屋」
- 行政委員―利権と化した現代の「名誉職」
- 在沖縄海兵隊―「移転」でも土地は返らず負担も減らず)