日々の読書記録など
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『せんせい。』 
2012-06-29 Fri
せんせい
『せんせい。』  新潮文庫 重松 清 (著)

学校の教師を書いた短編集。私のもっとも記憶に残る先生は小学校6年の時の村田先生。5年までは成績はよくなかったのだが、この先生のおかげで勉強をする気になったのだ。
5年までは先生に意見なんて言えなかったのだが、6年になって先生も変わりどうせ却下されるだろうと思いながらも自分なりの意見をいったところ、予想に反して私の意見を聞き入れてもらえ、俄然 勉強する気になったことが思い出される。
もちろん村田先生でなければ今の私はいないだろう。
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『わが母の記』 
2012-06-28 Thu
わが母の記
『わが母の記』  講談社文庫 井上 靖 (著)

著者(井上靖)の母の晩年を記した随筆。 惚けが多少始まったあたりからの約10年間を記している。
母親の惚けがだんだんとひどくなっていく様子を淡々と記しているだけなのだが、「家族」とか「人生」を改めて考えさせられる内容である。
一昔前の文章であるが、鮮やかな文章で読んでいてとても心地のよい文章である。
今の時代インターネットの普及により多くの文字を読んでいるが、この本を読んで久々にきれいな日本語の文章を読んだ気がした。
時代の趨勢ではあるが 私も もっと日本語を大事にしないといけないな~
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『サムスン式 仕事の流儀』
2012-06-19 Tue
サムスン式
『サムスン式 仕事の流儀 5年で一流社員になる』 サンマーク出版 ムン・ヒョンジン (著), 吉原育子 (翻訳)

私はこの手の本は嫌いなのだが、なんか売れているみたいだし図書館でたまたま置いてあったので読んでみた。
やはり私にはあわない、おもしろくなかった。

サムスンは韓国のGDP22%を占める韓国最大の巨大企業、いまや世界でも有数の飛ぶ鳥を落とす勢いのある企業だろう。
そのサムスンがどのようにエリート社員を育てるか、つまりはサムスン内での処世術を記しているのだ。まるで30年前の日本のようだが、さらにそれより過酷かもしれない。
韓国は日本以上の学歴社会だと聞くし、また徴兵もあり儒教の国だとも聞く、その雰囲気が色濃くでている会社だと思う。
独身男性よりは既婚者のほうが信頼性が厚いとも書いてあったが、欧米人よりは日本人のほうがまだこの会社にはなじむかもしれない。しかしこの企業で働く外人や女性にとっては出世は厳しいように思う。
日本の企業にくらべ会社としての団結力はあるのでは? これじゃ同じ土俵では今のサムスンに日本企業は太刀打ちできないと思う。

韓国は大統領が交代するたびに前の大統領の親族の不正により逮捕されるお国柄、サムスンも上層部が親族により固められている血族会社。
そのような企業がいざ下降線をだどり始めると意外と足腰が弱いのはないかと、、、そこらへんがサムスンの弱点かもしれない。

とにかく出世するためにはどのようにするべきか しか書かれていない。ぜんぜんつまんない なんでこんな本が売れるんだ?
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『天地明察(上、下)』
2012-06-18 Mon
天地明察
『天地明察(上、下)』  角川文庫 冲方 丁 (著)

歴史小説としてより、娯楽として非常に面白く読めた。そのへんが吉川英治文学新人賞」をとったゆえんだろう。
ただ文庫本1冊でもよさそうなところを上下2冊にしているところがいただけない。
戦国の混乱期であれば主人公のような数学が天文で生活をすることはまれであったろうが、
天下太平の江戸中期はこのような人物を登場させることのできる背景があったのだろう。
久々に読み出したら途中で止められない本に出会った。
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『10年後に食える仕事 食えない仕事』
2012-06-11 Mon
10年後に食える仕事
『10年後に食える仕事 食えない仕事』 東洋経済新報社 渡邉正裕(著)

本の表紙にも書いてあるが今の日本人の72%の人の仕事は将来ますます進むグローバル化(つまりは賃金の安い海外の人に依存)により食っていけなくなると書いてあるのだ。残りは医者や弁護士などの高度な技術や技能をもった人たちや公務員などと書いてある。
私の職業などは10年後どころじゃなく明日でもやばいくらい。今の会社は私のいる部署ごと外部委託会社に売り飛ばす計画がたてられているので来年の今頃は会社名が変わっているかもしれない。(たぶん変るんだろうな~)
つまりは今後7:3の割合で格差がどんどん広がる一方だといいたいのだろう。そして生き残るために自分を磨けといっているだ。

まあ読んでいて正直ぜんぜん面白くない。将来7割も生活保護程度の給料しかもらえないようだったら日本は沈没してしまって残りの3割だっていまのように食べていけるとは思えない。言っていることは理解できるが賛同はできないな。
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『人間の基本』
2012-06-08 Fri
人間の基本
『人間の基本』  新潮新書 曽野 綾子 (著)

以前母親が「私ら戦争を経験したもんは、食べるものんも食べれんでひもじい思いをしよったから、今なにがあっても なんも困らん、、、」
と言っていたことを思いだす。
教養もある著者ではあるが、私の母親と同じような歳 この本を読んでいて母親から言われているような感覚になるところがいくつかあった。
まあ我々戦争を知らない世代の貧乏なんて、著者の年齢の世代からみれば貧乏のうちにはいらないというこだろう。
著者のいう「貧乏」の定義とは「明日の食べるものが工面できない」と言ってる。
今のように不況が長く続くと怨嗟の混じったような報道が目立つように思う。
小学校の道徳教育で「人間生まれたときから格差と不平等があるのはあたりまえ」、人を羨むよな人間にならないように教育することも必要ではないだろうか。
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『日本を捨てた男たち フィリピンに生きる「困窮邦人」』
2012-06-06 Wed
日本を捨てた男たち
『日本を捨てた男たち フィリピンに生きる「困窮邦人」』 集英社 水谷 竹秀 (著)

つくづく男って馬鹿で哀れな動物だと思ってしまう。フィリピンパブでちやほやされ挙句の果てには若いフィリピン女性を追っかけてフィリピンまで行きお金を使いはたして路上生活。
もちろん日本領事館に泣き込んでもほとんどの場合お金を貸してくれるわけではない。これがロシアだったとしたら当然凍え死んでいるところだが、フィリピンは気候や見ず知らずの人間でも施しを与えるといった民族性もあり死なずにすんでいるのだ。
ゆえに海外で「困窮邦人」といわれる人の殆どはフィリピンにいるようだ。取材対象の困窮者は親や肉親が日本にいるにも関わらず助けを求めても既に相手にしてもらえないようだ。(既に何度もお金を援助して肉親から見放されてしまったのだ)
日本でもホームレスとか社会問題になっているが、これこそ「自己責任」として問われてもしかたないと思う。
著者はこのような困窮者を取材することにより、日本社会が抱えている問題を浮き彫りにしようと思っていた思うが、これは日本の政治の問題ではなく個人の問題だと思う。もし社会問題として捉えるなら、社会保障に手厚く平和ボケな日本がこのような人々を生み出しているということだろうか。
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『ザ・コストカッター』
2012-06-04 Mon
コストカッター
『ザ・コストカッター』 角川文庫 黒木 亮 (著)

カラ売りを専門とする投資会社が、粉飾決算を会社の売上を虚飾し株価を上げようとする会社の内情を暴露しようとする。
カラ売りとは株価が下がることにより利益を得る投資方法。コストカッターとはコスト削減する人、つまり会社経営者などのクビをきる人。

最近電力値上げに関して、電気料金を上げるまえに会社の合理化(リストラ)をしろとよくマスコミで報道されている。
たしかにマスコミのいうとうり。リストラクチャリングは再構成といった意味でクビといった意味ではないが、
実際は従業員の解雇と同じ意味だと思う。少し前のJALや東電のような大きな企業は子会社や協力会社など受け皿があるかもしれないがほとんどの企業はリストラ = 解雇 なのだ。私の会社でもリストラは毎年のことで慣例行事のように行われているが
テレビなどで「合理化」や「リストラ」といった言葉を聞くたびに 「はぁ~」っとため息が漏れてしまう。こんなんじゃ景気が良くなるわけないもんな~
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