日々の読書記録など
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『鉄の骨』
2012-01-20 Fri
鉄の骨
『鉄の骨』 講談社文庫 池井戸 潤 (著)

この小説も非常におもしろい。大手ゼネコン業界の談合を題材にした内容であるが,私のような建設業界をまったく知らないものにとっても非常にわかりやすく業界についてのことが理解できる。
建設業界の人間にとってこの小説はけっこうなリアリティがあるのか それとも ほとんどでたらめに近い内容なのだろうか?聞いてみたい気がする。
また多くの人間が関わる建設業界、談合は本当に悪なのかそれとも必要悪?
談合をしなければ利益も生み出せないような現在の入札制度は正しいのか? などなかなか考えさせられる内容である。

この小説がNHKで去年ドラマ化されていたとは知らなかった。見たかったな~
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『テレビ局削減論』
2012-01-14 Sat
テレビ局削減論
『テレビ局削減論』 新潮新書 石光 勝 (著)

今のテレビ番組は吉本興業かジャニーズ事務所のタレントばかりが画面に出ていてお笑い番組以外を探すのほうが大変。
また番組宣伝用の内容が目立ち多くの視聴者はくだらない番組を見せられていると感じていると思う。
今や日本は完全に少子高齢化の潮流にのっており、経済も低迷しているなか経費をかけない番組ばかりが目立っている。
NHKでさえ民放の流れを踏襲しているような大衆迎合化した番組が多くなってきているのでは。
TV局は「日本国民を総白痴化」にしようとしているのかもしれない。

著者はTV番組制作に携わってきた関係者としてそろそろTV局も全国放送網ももつ民放5社は3社ぐらいにまとまるべきではないかと提言しているのだ。
私は新聞を読まないが新聞社も朝日、読売、毎日、産経、日経の5社も3社にまとまるべきではと思う。
新聞社やTV局を斜陽産業とまでは言わないがいづれ合併せざるおえないのではないだろうか?
今の流れが続くかぎり視聴者はどんどんとインターネットやCATVに流れていき地上波TVから遠ざかっていくだろう。
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『「マルちゃん」はなぜメキシコの国民食になったのか?』
2012-01-07 Sat
丸ちゃんはなぜメキシコ
『「マルちゃん」はなぜメキシコの国民食になったのか?』 日経BP社 安西洋之、中林鉄太郎(著)

サブタイトルで「世界で売れる商品の異文化対応力」とある、つまりメイドインジャパンの商品を海外で売るためにその地域の特性に合わせた商品としてどのように対応させていくかをキッコーマン醤油やマルちゃんのカップ麺などを例に説明している。
読んでいる最中も仕事の事で頭がいっぱいになり結局何を読んでいたのか、、、結構仕事で追い詰められている状況。
去年会社が買収されシステム統合に向け仕事をしているのだが、日本とヨーロッパの考え方の違いなのか海外はまず理想とすべき姿から日本に合わせたシステムを模索するトップダウン的な考え方に対し、日本はまず現実的にできるところから理想に向かってのボトムアップ的な考え方で私はその狭間でもがいている真っ最中なのだ。まさに私の今置かれている立場は日本では孤立無援、孤軍奮闘の状況で久々にやばい状況。
暗中模索しながら脱出口を探しているのだが納期もせまりイエローゾーンからすでに今はレッドゾーンの状態。
この仕事が失敗すればたぶんリストラだろうな~。まあそれも仕方ない、、、やれるところまでやるしかない。
私の今の仕事とこの本の共通点は「いかにその地域の特性に合わせシステムを統合していくか」なのだ。
でも現実は本のようにはうまくはいかないものだ、、、、死に物狂いでやるしかないのだ。
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『架空通貨』
2012-01-07 Sat
架空通貨
『架空通貨』 講談社文庫 池井戸 潤 (著)
最近話題になったネズミ講の「円天」を思わせるような内容。こちらの本のほうが円天よりも早く出版されているので円天がこの本を読んで真似でもしたのだろうか?
円天はWEB上での架空の通貨だったが、小説では地方都市の企業が発行する架空通貨の話である。
経営に行き詰まった地元では有名な会社が粉飾決算で経営内容をごまかし、下請け会社に現金の替わりに利子を付けた架空通貨(社債)を発行する話。
地元企業の殆どが社債を発行した会社の下請けであるためこの社債を受け入れざるおえない状況。そして最後は倒産により社債が紙屑となってしまうのだ。

今の時代国債でも5%以上のものはリスクの高い商品、危険だと思ってもついつい利率の高いほうに目がいってしまうのが普通。
でも今の社会はこれらにリスクを全て自己責任でということになっている、確定拠出年金などがいい例である。
ほんとうにこれでいいのかな~ と読みながら思ってしまった。
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