日々の読書記録など
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『仮想儀礼〈上、下〉』
2011-06-27 Mon
仮想儀礼

『仮想儀礼〈上、下〉』 新潮文庫  篠田 節子 (著)

生活苦に喘ぐ売れないTVゲーム作家である主人公は、同じく生活に困窮し公園で寝泊りしている元仕事仲間であった相棒と新たなる仕事としてインターネットで新興宗教を立ち上げる。
上下合わせて1200ページにも及ぶ長編小説。
上巻は2人で始めた宗教が数年で数千人にも及ぶ信者をあつめ世間の耳目を集めていくといった内容で結構笑える内容かと思いきや、下巻はオウムや千石イエスにならったような衰退を描いている。宗教の持つ恐怖の一面を存分に書き表した内容である。
フィクションとはいえ、リアル感迫る内容であると思う。
よここまで取材して書いたものだと思う反面、もしかして著者自信このような新興宗教の経験があるのでは?と思ってしまった。 ちょっと怖い話ではあるが面白い。
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『ファントム・ピークス』
2011-06-20 Mon
ファントムピークス

『ファントム・ピークス』 角川文庫 北林 一光 (著)

自然との共生をテーマにしたミステリー&ホラー小説といった感じ。
宮部みゆき絶賛と文庫本の帯に書いてあったがそれほどでも、、、と思ってしまう。
映像向きの内容かな?小説であればもう一ひねり欲しいところかも。
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『愛しの座敷わらし(上、下)』
2011-06-16 Thu
愛しの座敷わらし

『愛しの座敷わらし(上、下)』 朝日文庫 荻原 浩 (著)

ユーモアたっぷりの久々に笑えた本であった。田舎の古民家を舞台にした崩壊寸前の家族が再生していく話。
この著者が好きな読者にとってはとても楽しめる本であろう。
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『赤めだか』
2011-06-13 Mon
赤めだか

『赤めだか』 扶桑社 立川 談春 (著)

歌舞伎の政界となると、血族で伝統を守り部外者が歌舞伎の政界で出世するのは非常に難しくみえるが、落語界では師匠と弟子の関係は非常に厳しいけれども部外者でも落語界で出世するのは可能。一部には親の七光りで早くから真打になれる人もいるにはいるが。
この本は著者が高校時代に立川談志に惚れ込み、高校を中退し入門し真打になるまでの人生を綴った内容。
入門時師匠である談志から言われたことは「修行とは矛盾に耐えることである」の一言。
年齢は若くても先に入門していれば「兄さん」と呼ばなくてはならず、逆に弟弟子であっても先に真打に上がってしまえば「師匠」と呼ばなくてはならす、師匠が黒と言えば白いものでも黒といわざる世界である。日本の伝統の世界の厳しい師弟関係がかいま見れた本である。

サラリーマンの世界はこれほど厳しくはないが、しかしながら上司と部下の関係はある。日本企業だろうが外資系だろうが同じ。上司が黒といっても白と反発してもかまわない。しかし会社も同じく「会社とは矛盾に耐えることである」の部分が多くある。また政界もしかりであろう。
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『日本人のための宗教原論』
2011-06-09 Thu
日本人のための宗教言論

『日本人のための宗教原論』 徳間書店 小室 直樹 (著)

前回この著者の『日本いまだ近代国家に非ず』を読みおもしろかったので この本を読んでみた。
キリスト教、イスラム教、ユダヤ教、仏教、儒教などの説明があり最後に日本人にとっての宗教感で締めくくっている。
文章に宗教用語が多々でてはくるが、著者の説明は明快である。
異論のある読者も多いだろうが、ここまで白黒はっきりとした説明を読むとなんか納得してしまう。
例えば、「キリスト教は暴力を否定しない、そもそもキリスト教はキリスト教以外の人間を人間として解釈していない。だからアフリカやアメリカで奴隷やインデアンの皆殺しができるのである。 - 汝隣人を愛せよ - とあるが隣人とはキリスト教徒だけのことである」
このようなことも書いてあったが、ここまで書ける評論家はなかなかいないであろう。

宗教を説明した本は多々あるが、その中でもこの本は日本人にとってお薦めである。
著者は他に「日本人のための、、、、」も書いているので、また読んでみよう。
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『心に狂いが生じるとき―精神科医の症例報告』
2011-06-03 Fri
こころに狂いが

『心に狂いが生じるとき―精神科医の症例報告』 新潮文庫 岩波 明 (著)

最近テレビのニュースを見ていて気になるのが、些細な事故や事件でも実名報道されていること。例えば高齢者がアクルとブレーキを間違えてスーパーに突っ込み怪我人もいないのに実名と画像付で逮捕と報道されることがある。 実名報道をするしないの区分けなどマスコミの倫理観はどこにあるのかわからないのだが。

以前、奈良だったかよく覚えいないが、隣人に対してわめきちらしたりラジカセの音量をあげ嫌がらせを繰り返していたおばさんが逮捕されたとき、被害者が撮影したビデオとともにワイドショーやニュースで見た記憶がある。
マスコミは100%加害者が悪く100%被害者に同情的な報道をしているが、ビデオを見れば明らかに加害者であるおばさんは常軌を逸しているように思える。つまりは精神的な障害があるのではないかと普通の人でも思えてしまうのだ。

この本を読むとこの騒音おばさんは、
何故にここまで嫌がらせをするようになったのか?
精神的に異常を来たすようになったきっかけは何なのか?
裁判員制度でこのような事件を一般人が判断することが可能なのか?
もし重度な精神病を罹患していた場合マスコミはここまで報道していいものなのか?
マスコミが率先してこのおばさんに対し病気を悪化させているのではないだろうか?

などいろいろと考えさせられてしまった。ここ数年政府の調査でも精神科医にかかる患者が日本では急増しているそうだ、痴呆症も含め誰にでも精神的な病気が発生する可能性もあり加害者にもなる可能性があるのだ。
いまの日本は政府とマスコミが一丸となってこのような精神的弱者にたいしてさらに弱い立場に追い込もうとしているのかもしれない。 被害者のことを考えると難しい問題ではあるが。
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『幸福な会社』
2011-06-01 Wed
幸福な会社
『幸福な会社』 徳間文庫 阿川大樹 (著)

衰退していく日本の鉄鋼業界、あらたなるビジネスを模索するべく会長の特命で社員3人だけの新規の部署をつくり鉄鋼以外の新規のビジネスを開拓していく内容。現実にはこんな幸せな会社はありえないだろうけど。

なかなか前向きな内容であるがこれからというところで終わってしまうなんとも中途半端な終わりかただった(えぅ、これで終わりなの?)。あとがきで「これは日経BPオンライン(インターネット)に掲載された1~64話の内、32話までを文庫化」
と書かれてあった。
まあそれであれば中途半端な終わり方には納得するが、まず読まなかったであろう。なんか騙された気分。
33~64話はいつ出版されるかわからないがもう買わない。出版されたにしても図書館で借りるしかない、もう騙されないためにも。
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『名言力 人生を変えるためのすごい言葉』
2011-06-01 Wed
名言力
『名言力 人生を変えるためのすごい言葉』 ソフトバンク新書 大山 くまお (著)

色々な名言を書籍やインターネットを使って集めた内容。たしかにいい言葉もあるだろうがこのような言葉は簡単に本を読んだだけで自分に身に付くものではないのだ。まぁ知っていて損はない程度のことで、知らなくてもいい。
たぶん著者も掲載した本なり人物を全て熟知しているわけではないと思う。著者なりに簡単な解説をつけてはいるが読み手によって捉えかたは違うだろう、中には迷言・妖言もあるように思われる。

この本も結構売れているみたいだけど こんな本よく売れるな~思う。本屋の立ち読みで十分である。私は図書館で借りて正解だった。
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