日々の読書記録など
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『国家の命運』
2011-03-31 Thu
国家の命運

『国家の命運』 新潮新書 薮中 三十二 (著)

著者は元外務事務次官、数年前まではTVでよく見かけた顔。 外交交渉の舞台裏を書いた内容。
外交交渉で重要なことは「敵を知り己を知れば、、」と書いてあるが、やはり経済力や軍事力が背景にあるのとないのとでは大きく違うのではないだろうか。著者は軍事力に関しては何も記してはないが現実世界ではこの差は非常に大きいように思われる。
日本の社会では誠心誠意を持って相手と交渉すれば相手も理解してもらえることもあるかもしれないが、外交はそれほど甘くはないだろう。結果的には外交とは勝つか負けるかお互いWIN-WINの結論はないわけで、日本は最近負けが多いように思う。首相がころころ変わることも一つの原因かもしれない。
著者は日本の財政赤字と少子高齢化を日本衰退の元凶として非常に危惧しているが、将来が不安になるような内容が多く 少しは日本にとって明るい話題もないものかと思った。キャリアといえども所詮公務員、外交方針を決めるのは政府であり自分の意にそぐわない交渉も多々経験したのではないだろうか。

残念ながら期待してたほど面白くはなかった。
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桜 2011
2011-03-30 Wed
桜2011

やっと春がきました。今年の開花は平年並みだそうで、でも昨年や一昨年に比べ一週間は遅いような。これは家の前の公園で撮影。
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『異形の大国 中国』
2011-03-29 Tue
異形の大国中国
『異形の大国 中国』 新潮文庫 櫻井 よしこ (著)

2005年から2008年1月までに週刊新潮に連載されたコラムを文庫化したものなので同じ内容が目につき、読んでいくうちに飽きてしまう。毒入り餃子事件と去年の尖閣諸島問題については最初と最後に少し追記しているのみで、「靖国問題」と「南京大虐殺」についての記事が多かった。

今の経済大国中国は、所詮日本が何を言おうが馬耳東風であろう。それにいまの民主党政権は非常に中国に気を使っているので中国にとっては民主党政権は好ましい政権だろう。唯一民主党の政治家で中国にものが言えるのは前原氏だと思っていたのだが、、、

報道などで既に知られていることばかりなのでそれほど興味の沸く内容ではなかったが、中国に対し「No」と発信し続けることは大事なことであろう。今の日本は中国に気を使うマスコミや評論家、経済人がほとんど、その中でこのような人の意見は貴重である。
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『平成関東大震災』
2011-03-24 Thu
平成関東大震災
『平成関東大震災 いつか来るとは知っていたが今日来るとは思わなかった』 講談社文庫 福井 晴敏 (著)

この作家にしては珍しく200ページにも満たない小説。小説というよりはこれは大地震が関東で起きた場合、どのように対処するべきかを書いたシュミレーション小説。これを読んでいれば今回の地震で会社から自宅まで歩いて帰ることはなかっただろう。自宅まで30キロ少しを歩いたのだがカバンを持って背広姿で帰るのは無理がある。つまり私は帰宅難民者である。
この本では地震による直接被害までしか記されていなかったが、現実は津波や原発問題が発生しており行政が想定している震災シュミレーションよりも現実のほうが被害が甚大であることがよく解る。
実際に被害遭っている人々のことを考えると我々も我慢しなくてはならないのはよく解るが、計画停電の影響で蝋燭を灯しながら夕食をとっていると憂鬱になってしまう。もう既に私は計画停電シンドロームに陥っているように思う。
先週帰りの電車で橋を過ぎたらいきなり地下鉄のように外の夜景が見えなくなってしまった。駅について改札でたら町は既に暗くマンションの非常灯以外は何も明かりがないのだ。1時間もすればこの非常灯も消えてしまうのだが。その中を懐中電灯を持って帰宅、さすがに憂鬱である。

でも天気さえよければ星空がきれいだと思う。今度天気がよければ望遠鏡を公園に持ち出して星空を見る予定。
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# 『生命は、宇宙のどこで生まれたのか』
2011-03-22 Tue
生命は宇宙のどこで
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『一刀斎夢録 (上、下) 』
2011-03-22 Tue
一刀斎夢録
『一刀斎夢録 (上、下) 』 文藝春秋  浅田 次郎 (著)

新撰組三番隊長・斎藤一が晩年に新撰組と西南の役について語るストーリー。「蒼穹の昴」や「中原の虹」のような
感動や爽快感が感じられず私としてはいまいちかな? ただ歴史のおさらいをするにはちょうどいいかも。
同じ新撰組を扱った「壬生義士伝」を私は読んでいないが、たぶんこ「壬生義士伝」のほうが面白いと感じる読者が多いのではと思う。
やはり新撰組の小説では司馬遼太郎の「燃えよ剣」が私としては一番だと思う。
「燃えよ剣」が10点であれば、これは6~7点といったところかな。
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福島原発
2011-03-17 Thu
ベイジン
『ベイジン〈上、下〉』 幻冬舎文庫 真山 仁 (著)
去年読んだこの本 まさに今福島原発で発生している、、、まさかこんなことになろうとは、、、 
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『日本いまだ近代国家に非ず』
2011-03-09 Wed
日本いまだ近代国家
『日本いまだ近代国家に非ず』 ビジネス社 小室 直樹 (著)

著者である小室氏は去年逝去したのでこの本は10年以上前に出版された復刊本。
論旨としては田中角栄は無罪であると主張しているのだ。ここまで田中角栄を礼賛した本は今まで読んだことない。

私は小室氏をTVなどで見たことはないが是非見てみたかった。ただTVに出せないだろうな~。こんな人がTVに出たら他の評論家たちは太刀打ちできないであろう。
読む限り舌鋒鋭く極右翼本ではないかと思ってしまうほどだ。
著者はデモクラシー(民主主義)とは何か? 民主主義ほどお金がかかるものはないと言い切ってしまうあたりは鋭い。
また角栄以後の議員は官僚の傀儡みたいな議員ばかりで田中角栄みたいに議員自ら新たに法律を作る才能もなければ、もし作成したとしても政治資金規制法みたいなザル法しかつくれない、もう日本の民主主義は死んでしまった とも書いてある。

もし氏が健在であれば今の民主党をどのように見ただろうか。
田中角栄に興味がある人にとっては、これは必読書ともいえるのではないだろうか。
なかなか面白かった、また小室氏の本を読んでみよう。
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『コンピュータVSプロ棋士』
2011-03-07 Mon
コンピュータVSプロ棋士
『コンピュータVSプロ棋士』 PHP新書 岡嶋 裕史 (著)

以前私は数独(9x9のマス目)ゲームで制限時間内に終わらないあまりにも情けない自分の頭の悪さに嘆き
一度でいいから正解を出そうとPCでマクロを作成したことがある。
このようなマスゲームを解くプログラムはルールも単純だし相手もいない収束型ゲームなのでいくら難しくても100~200回のシュミレーションをかければ正解が1秒足らずで導きだされる。
他人の作成したプログラムを読むのが仕事でもある私にとって去年女流名人を破った将棋ソフト「あらか」が如何に構成されているのかは非常に興味を覚えることである。
この本は「あらか」が誕生するまでの将棋ソフトの歴史と去年女流名人を破ったときの模様を解説しているのだ。
コンピュータに将棋のルールだけを教え込む(プログラムする)だけでも大変な作業であろうが、9x9のマス目の中の10手先をシュミレーションをするだけでも81の10乗という天文学的数値のパターンが存在し膨大なるメモリーも消費されることが容易に想像できる。
200台近くのコンピュータと4つの違う将棋ソフト(次の一手は合議制により選択)を組み合わせても未だ名人を超えられないのだ。羽生氏は2015年ごろには名人を打ち負かすシステムになるのではと予言している。
システムの凄さよりも、このシステムに携わって日夜システムに改良を加えている人々に敬服してしまう。
現在このソフトはオープンソースになっているようだ。私のように小学校低学年レベルの将棋も指せるかどうかわからない人にとっては、まったく理解できないプログラムだろう。

このシステムを開発した人にとってはシステムの弱点を既に知っているわけだからコンピュータに負けることはないだろう。でも開発者はプロ棋士には勝てないだろうな~。
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『デフレの正体』
2011-03-03 Thu
デフレの正体
『デフレの正体』 角川oneテーマ21 藻谷 浩介 (著)

2002年ごろから2007年サブプライム問題が発生するまで日本の企業にとっては戦後最長の好景気だったにもかかわらず、社会ではユニクロや100円ショップなどの廉価な日用品の販売ぐらいしか流行らず、実感として私のような庶民には好景気とは感じられなかったのは何故なのかを説明している。
その当時私の会社では残業代やその他手当てをなくしたり、リストラに次ぐリストラそして派遣や契約社員を増やしたりして一昔前に比べすっかり様変わりしてしまった。今では正社員の割合は4割も満たないのではないだろうか。企業は資産売却や人件費削減をして最高利益をだす企業が多かったと記憶している。

それでも景気が上向かないのは人口の高齢化と少子化。毎年新入社員より定年退職者の数が驚異的に上まっているからだ。つまりは一番のお金を使う消費者である労働人口が激減しているため、社会にマーケット市場が縮小しているということなのだ。この流れは10年20年で止まることはないのだ。
そんなの連日TVなどで解説者が言っているのだから、多くの人々は知っていることなのだが。
でも私はこの生産年齢人口の激減のおかげでリストラにならずまだこの業界でやっていけているのかもしれないが。対策として「子供を増やす」政策ではダメだめだといっている。特に子供手当てみたいに世帯の収入に関係なくばら撒くのは貯金を増やすだけだと。著者の提言の1つは高額なお金を保有している高齢者から若者にお金を移せといっている。介護や医療のお金をお金持ちの高齢者からいっぱいだしてもらおう、つまり医療の自由化なのだ。これをしたらお金持ちじゃなきゃ長生きできないかも。

人間誰しも年齢が上がってくると老後に不安を感じてくるもの、そのために貯金をしなきゃ~って思うのも普通。でもこれじゃますます日本は衰退していくんだろうな~。
著者の意見に全て賛同はできないが言っていることはよくわかる。平成の今太閤の出現を待つしかないかな~
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『館島』
2011-03-01 Tue
館島
『館島』 創元推理文庫 東川 篤哉 (著)

物理的なトリックを使った純粋な推理小説。ユーモア推理小説と帯に書いてあり、私はこの「ユーモア」に惹かれて読もうと思った。
最初の数十ページを読んだところで止めようかと思ったのだが、やはり最後まで読むことにした。
たしかに文章のところどころにユーモアが入っているが小中学生レベルのユーモア。マンガの「探偵コナン」みたいな内容。
トリックに凝っているせいなのか人物描写や状況設定が雑、コメディー殺人事件といった内容で、最後のトリックの解明なんかどうでもよくなった。
色々な文献を参考にしてもう少しリアリティーのある内容にして欲しかった。
もう二度とこの作家の本は読まないだろう。
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