日々の読書記録など
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『考える力が身につく社会学入門』
2010-08-31 Tue
考える力が身に付く社会学
『考える力が身につく社会学入門』 中経出版 浅野 智彦 編著

前回読んだ『社会学入門―“多元化する時代”をどう捉えるか』は大学の講義内容といった感じだったが、
今回のは日本の今の社会に則した内容となっており非常に解りやすい。図解入りで中高生でも十分に理解できるし2,3時間で読めてしまう内容。「人間関係」「少子高齢化」「派遣切り」「スピリチュアル」など、今の日本の問題や流行から現代の日本社会を社会学的観点から説明している。得になぜ『オーラの泉』が流行したかについては「なるほど」と思えてしまった。
この本は自己啓発的な内容ではないので、読んだからといって何か考え方が変わるといったことはない。
結局、社会学とは社会の問題点や矛盾にたいして鋭く指摘はするは解決方法や方向性はなにも提示しない。それは政治学にや心理学になるのかもしれない。
本書の目的は、問題点の理解と将来に対する不安や問題に対し心の準備をしておこうといった感じなのかも。
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『バンダルの塔』
2010-08-27 Fri
バンダルの塔
『バンダルの塔』 講談社文庫 高杉 良 (著)

1970年代、三井物産中心の日本企業とイラン政府が合弁で作った、戦後最大の大型プロジェクトを小説化したもの。
数年に亘る大プロジェクト(石油化学処理施設)で一時は日本の作業員だけでも三千人以上行ったようだ。
現地作業員、フィリピン人や韓国人の労働者も含めれば相当な人数になるようだ。
小学校2年?だったか教頭先生がイランの日本語学校に行ったことが思い出された。たぶんこのプロジェクト関連だったのではないだろうか?
しかしながらあと一年もあれば完成するといったところで、イスラーム革命が勃発し、
プロジェクトを断念せざる終えなくなる。その後情勢が落ち着いたところで再度プロジェクトを起そうとしたところイラン・イラク戦争が勃発し再度断念となる。
このプロジェクトに情熱をささげてきた社員にとっては非常に無念であったろう。
私も去年グローバルプロジェクトとして海外の人と仕事をしたが、会社の方針転換によりそのプロジェクトがなくなってしまった。
去年一年間私がしたのは何だったのかと思ってしまう。そこまで残念ではないが夜遅くまで仕事をしてきたことが無駄になってしまった。
まあ英語が非常に苦手な私にとっては色々とためになる経験はしたけど。
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『怪獣記』
2010-08-27 Fri
怪獣記
『怪獣記』 講談社文庫 高野 秀行 (著)

「小説現代」に記事を書いている著者が、トルコのワン湖に行ってUMA(未確認不思議動物)ジャナワールを調査したときのお話。
ジャナワールとはワン湖に生息する恐竜みたいな生物とされている。
もちろんノンフィクションではあるが、とてもまじめに読めるものではない。フィクションと思って読めばとても笑える小説である。しかし著者の行動力は凄いというかあきれる。99%生息するわけないUMAを求めてわざわざトルコまで行ってしまうのだから。
現地に行き調査初日にして日本で見たジャナワールのビデオは地元の記者がおもちゃの恐竜を湖に浮かべて撮影したビデオだと判明してします。
普通であればここで調査終了であるが、著者自身が湖にもぐってまで調べるのだから笑えるというか殆ど喜劇である。
何故ジャナワールなる噂が出たかというと、観光客を呼ぶため? クルド人対策とか色々言われているようだ。
日本人とトルコ人のUMAを求めての珍道中といったところだろう。
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『水の迷宮』
2010-08-24 Tue
水の迷宮
『水の迷宮』 光文社文庫 石持 浅海 (著)

水族館を舞台にしたミステリー小説。
携帯メールを使った脅迫文が水族館に送られてきて物語は展開していくのだが著者はもう少しメールについて勉強したほうがよかったかも。携帯メールを使ったトリックには少し無理がある感じがする。
携帯の機能は日進月歩、既にこの小説は陳腐化が始まっているのだ。
文庫の帯には「胸をうつ感動」なんて書いてあったので、ラストを期待していたのだが悪い意味で裏切られたようなラストであった。小説だから何を書いてもいいだろうが「それはないでしょう」と言いたくなる。水族館が好きな人は読めば違う意味でおもしろいかもしれないが私は少し期待して読んだぶんだけガッカリしてしまった。全体的に内容が薄い感じがする。
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『「超能力」から「能力」へ』
2010-08-20 Fri
超能力から能力へ
『「超能力」から「能力」へ』 講談社文庫 村上 龍 (著), 山岸 隆 (著)

TDIを主催する山岸氏と小説家の村上氏の対談集ではあるが、明らかにTDI(パーフェクトハーモニー)の宣伝であろう。
山岸氏の開発したCDを聞いた村上氏は、体調が良くなったり、頭の回転がはやくなったりしたそうだ。
末巻は大学病院の医師が患者に対してCDを聞かせた体験も記してある。
超能力なのか何か未知のエネルギーなのかわからないが興味があればCDを購入してみるのもいいかもしれない。
この本を読んでいかがわしく感じる人が殆どかもしれないが、そのような人でも神社やお寺でお払いしたり祈ったりするのだからCDなんて安いものかも。
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『一億総ガキ社会 「成熟拒否」という病』
2010-08-17 Tue
一億総ガキ社会
『一億総ガキ社会 「成熟拒否」という病』 光文社新書 片田 珠美 (著)

なかなか扇情的なタイトルではあるが内容はいたってまじめである。
精神科医の立場から「なぜ自分の思うようにいかないと直ぐに他人の責任にしてしまう大人が増えてしまったのか?」ということを分析している。責任逃避 や 現実逃避する親、例として子供の実の姿や行動を事実として認めようとしない親(モンスターペアレント や カーリングペアレント)ことなども書いている。
モンスターペアレントの言葉は知っていたが、カーリングペアレントは知らなかった。
ようは子供の行く先を放棄で掃いて障害物を取り除こうとする親のことを、氷上のスポーツ カーリングになぞらえたようだ。
原因としてここ最近経済が悪くなってきたことも影響しているようだが、医療技術や生活環境が向上し「死」という現実に対し、身近に接する機会が減ったことによりこのように増加したのではないかと分析している。
著者がいいたのは 悩みの無い人など誰もいない、その悩みや問題を直視し真摯に対応していくことが大事なのだといったところだろう。 まあそれがわかっていればモンスターペアレントなどいないはずなのだが、少なくとも周りの人がそのような事を助言してあげられればいいのだが。
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『真の指導者とは』
2010-08-13 Fri
真の指導者とは
『真の指導者とは』 幻冬舎新書 石原 慎太郎 (著)

石原慎太郎氏に関しては毀誉褒貶あるだあるだろうが、現職中でここまではっきりと物が言える政治家はそう多くはないだろう。
現民主党政権の官僚でこのくらいぶれずにはっきりと政策なり方針を言ってもらえれば、頼もしいのだが、、、期待できそうにない。
一度石原氏が総理大臣をやってみればいいのにと思うのだが、歳も歳だしそれも無理なことだろう。
今年は現内閣で誰も靖国に参拝する人はいないみたいだが、中国や韓国、マスコミの批判を恐れ参拝しないのかもしれない。
まずマスコミの言っていることをいちいち気にしているようでは政治家には向いていないと思うが。
今、日本が必要としているのは、中国、韓国、日本の国民にしっかりと自分の信念を言える政治家であろう。
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『社会学入門―“多元化する時代”をどう捉えるか』
2010-08-12 Thu
社会学入門
『社会学入門―“多元化する時代”をどう捉えるか』 NHKブックス 稲葉 振一郎 (著)

著者が大学1年生のために講義した内容を本にしたもの。社会学のなりたちから、現代社会の中で「社会学」とはどのような位置にあるのかを説明している。「社会学」とは何か、経済学、哲学、文化人類学、心理学とどう違うのか?区分けはあるのか?、何のためにあるのか?などなどいろいろと説明しているが、現在も模索中であり今後も模索していくだろうということを説明してるのだ。
私は通勤の途中で読んだため時間をかけすぎたようだ、実際に講義を聴いたり、または一気に読めばもっと面白かったと思う。
ただ私の期待した内容ではなかったような、もう少し現代に焦点をあて今の社会で生きるヒントみたいなことが書いてあれば
もっと面白かったように思う。
私の勝手な解釈としては「社会学」とは、社会学の存在価値を研究するための学問が社会学であるような、、、
夏休み暇をもてあましたときに一気に読むのがいいかもしれない。
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『砂漠』 
2010-08-03 Tue
砂漠
『砂漠』 新潮文庫 伊坂 幸太郎 (著)

東北の大学の入学コンパで知り合った5人が織成す爽快感溢れる物語。
まさに小説でしかありえない、青春小説といった感じ。子供でもないし大人にもなりきれない5人が正義感あふれる行動を起すのだが、、、、
読了後の爽快感、、、感じなかったな~ 大学時代なんて私にはほど遠い昔の話
そんな爽やかな学生時代なんかありえなかったな~
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