日々の読書記録など
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『普通の家族がいちばん怖い』 
2010-04-28 Wed
普通の家族が
『普通の家族がいちばん怖い』 新潮文庫 岩村 暢子 (著)
これは 1999年末と2004年末の2回にかけて高校生以下の子供のいる230余りの世帯の主婦に年末年始の暮らし方を
アンケートおよび聞き取り調査をした結果をレポートした内容である。
調査自体に時間がかるためか、時間と生活にある程度余裕のある家族が多いようだ。年収が1000万円を超える世帯が50%に及んでいる。
冒頭にクリスマスにサンタからのプレゼントとして中学生以上の子供にプレゼントを贈る家庭は50%近くになったと書かれていた。サンタからプレゼントを貰ったことのない私には驚きの数値ではあるが、親につき合ってサンタからの
プレゼントとして貰う中高生のほうがよっぽど大変かもしれない。最近の家庭は、「子供のため」といいながら主婦中心の家庭が多くなってきているということみたい。つまりクリスマスのような自分がやりたいイベントは家庭で積極的に行うが、正月のおせち料理作りや大掃除などのめんどくさいものはやらない家庭が多くなってきているといっている。正月の家族が集まる場所でも家族中心ではなく個人中心なので、家族親戚のためになにか行うといった行動はなくなりつつあるようだ。
日本の伝統をまもるため御節や雑煮などを子供につたえるべきだ。子供は厳しく躾けるべきだ。
と回答する人は多いいが、本人は面倒だしこどもに気兼ねして しない・できない家庭がここ近年増えてきているようだ。つまりは「家庭ごっこ」をしている家庭が急増しているのが今の日本の現実なのかもしれない。

たぶん多くの人がこれを読めば不快だろう。自分の家庭ことを言われている気がするからだ。
「大きなお世話、他人の家庭のことはほっておいてくれ」って言いたくなるだろう。
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『日本辺境論』
2010-04-27 Tue
日本辺境論
『日本辺境論』 新潮新書 内田 樹 (著)
タイトルは「日本辺境」と少しは斬新?かもしれないが、つまりはは著者からみた日本人論である。
そんなに偏った見方をしているわけではないと思うがちょっと私には読みづらい。
簡単に言えば日本人は島国根性であり猿真似は得意であるが、自ら世界標準の規格や理念を作ることは苦手でそれよりもいつも世界標準に合わせることを気にかけている国民であると言っているのだ。
以前からこのような日本人論は言われているとであり、わざわざ辺境論と銘打って論じることでもないような。
私には「長いものには巻かれろ」「郷に入っては郷に従え」「鰯の頭も信心から」「喉元過ぎれば熱さを忘れる」的な日本人論をわざわざ250ページもかけて説明しただけに思えるのだが 、、、
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『フリー からお金を生みだす新戦略 』
2010-04-23 Fri
フリー
『フリー <無料>からお金を生みだす新戦略 』 クリス・アンダーソン著 小林弘人 監修・解説 / 高橋則明 訳 NHK出版
ポケットティッシュを無料で貰うことはあるが、当然そのティシュの金額は商品に上乗せされているので本当に消費者にとって得になっているのかどうかは疑わしいが、デジタル(インターネット)の世界では記憶媒体の低価格と大容量化に伴い保存しておくことに関しては殆ど無料に近い状態になってきているので、その無料に近い状態のデジタルコンテンツからいかにお金を生み出すかと言った話。
Googleのビジネスモデルを考えればよく理解できるが、本当にGoogleに広告を載せた企業はGoogleに載せたぶんの恩恵に与っているのだろうか私には疑問であるし、結局はその広告費用は消費者に課金されているのだろう。デジタルコンテンツ自体がお金を生まないが、その波及効果からお金を生み出そうとしているのだ。例えば音楽を無料配信することによりコンサートチケットを多くの人々に買ってもらうように。
このようなデジタルを利用したビジネスは無限の可能性があるように書かれているが、私は少し疑問。
デジタルデータが食料を生み出すわけではないのだ。結局はインターネットユーザか広く薄く利益を取っているのだ。それもGoogleやマイクロソフトのような大企業の一人勝ちの世界なのだと思う。
でも我々のようなビジネスの世界に身を置く人間にとって、この本は参考になるかもしれない。

これは発売当時はインターネットで無料公開していたようだ、今は公開していないが。私は図書館で借りたが、図書館で十分わざわざ買う必要はないかな? ハードカバーなので毎日の出勤時のカバンが重かった。
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『それでも、日本人は「戦争」を選んだ』
2010-04-16 Fri
それでも日本人は
『それでも、日本人は「戦争」を選んだ』  朝日出版 加藤陽子 (著)
このような関係の本にしては売れているらしい。 東大の教授が歴史クラブに所属する中高生を対象に5日間講義した内容を本にしたようだ。日清戦争から太平洋戦争までの歴史の流れを詳しく説明した内容である。
タイトルを読むと戦争を肯定しているようにも感じられるが、内容は肯定でも否定でもなく日本人が明治から歩んできた歴史を、その当時の日本内外の政治経済の状況を背景に戦争にまで至った経緯を詳しく説明している。
たぶん中国、韓国の人がよめば違うというかもしれないが、日本人として知っておくべき歴史をおさらいするうえでは非常に良い教科書ではないだろうか。
この本のように日本が経験してきた戦争を連続した流れの中で説明した本はなかなかなかったので、私としてはそのような本をこの本が出版される前から読んでみたいと思っていた。書店でこの本を見たときに買おうかどうしようか迷ってしまったが、結局は図書館で数ヶ月待ってしまった。
司馬遼太郎の「坂の上の雲」が好きであれば、この本で歴史をおさらいするのもいいかも。
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『千年樹』 
2010-04-13 Tue
千年樹
『千年樹』 集英社文庫 荻原 浩 (著)
この作者にしては珍しい内容かな? 樹齢千年以上の楠木の周りで起こる
時代を越えた諸々の人生を描いている。
大自然を前にしたら人間一人の営みなどほんの一瞬のことだといいたいのかな?
そのときの気分により読了後の感想は違ったものになりそう。今回はいまいちだった。
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『政治家やめます』
2010-04-07 Wed
政治家やめます
『政治家やめます』 角川文庫 小林 照幸 (著)
愛知県選出の元衆議院議員久野統一郎氏について綴った内容。
久野氏は父親から地盤を引き継いだ2世議員、1990年から3期衆議院議員を務め「議員に向いていないので辞めます」と突然辞意を表明し10年間の議員生活にピリオドをうつ。傍から見ればなんとも無責任な辞め方である。 
辞めるきっかけになったのは自自公連立によりいままで選挙戦で散々に公明党と創価学会を非難していたにも関わらず、次回の選挙で学会員に土下座してまで票を貰うことが自分自身の心情として許せなかったのであろう。
庶民の感覚としては理解できるが、政治家としてはそのくらいのことで辞めるのであれば、やはり政治家としては不向きであったのだろう。今の政治家の言動を見ていれば朝令暮改などはいつものことなのである。
政治家側から書いた書物は当然ながら選挙を意識するため自画自賛の内容が多いいが、これは既に辞めた人なので政治家の本音が読める珍しい本であろう。もし興味があれば最後の解説をよめば大まかな内容がわかるし、また政治家の核心をついた解説であろう。やはりお金がなければ政治家はできないであろうし、お金がないのであればよほど肝が据わっていないと政治家はできないようだ。
つまり氏はよい人ではあるが肝が据わっていなかったのであろう。
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