日々の読書記録など
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『衆愚の時代』
2010-03-29 Mon
衆愚の時代
『衆愚の時代』 新潮新書 楡 周平 (著)

あまりにも酷い今のでたらめな政治を一刀両断した内容。
つまりは、政治家やマスコミ、したり顔の評論家もどきがいくら弱者のためとか言っても全然民衆の心にも届かなければ、建前論ばかりで何の役にも立たないといっているのだ。
言っていることは、逐一あたっていると思う。たぶん多くの人々が同じように思っているのでは。
著者としては好き勝手に書いているので、TVのコメンテーターにはなれないだろう。
もし今の総理が会社の上司であれば、とっくにその上司はリストラされているだろう。
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『黄金峡』
2010-03-26 Fri
黄金峡
『黄金峡』 講談社文庫 城山 三郎 (著)
初版は1960年、昭和20年代のダム開発に揺れる地域住民と開発会社の人間模様を描いた内容。
最近ダム建設の中止の是非が話題になっているので再刊されたのだろう。
あとがきにも記されていたが、前原国交大臣がこれを読んでいれば住民への対応も少しは違っていたのではと思う。
今のお金の価値に換算すれば、一戸に対する立退き保証金が3億以上にもなるのだからその家族の環境が一変するのは無理もない話である。お金に対する人間の貪欲さがよく描かれた内容である。
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『社長の器』 
2010-03-18 Thu
社長の器
『社長の器』 光文社文庫  高杉 良 (著)

大企業の社長である兄と社員数百名を擁する自動車関連の部品を製造する優良企業の社長でもあり衆議院議員でもある弟の確執を描いた小説。弟が病気で急逝したことにより弔慰金や借金などをめぐっての遺族と兄との間で法廷にまで持ち込んで争う。
小説では当然のことながら実名で書かれていないが、モデルとなったのはミネベア株式会社元社長高橋高見 と その弟元社民党代議士高橋高望 であるようだ。
小説では兄は売上至上主義の冷酷極まりない人物で弟は社員の福利厚生を一番と考える心優しい人物としている。もちろん前者が悪者であり後者が善者として正悪がはっきりとした小説になっているが、現実の社会としてはどちらが社長としての器があるのか考えさせられる内容である。
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『日本経済復活 一番かんたんな方法』
2010-03-16 Tue
日本復活
『日本経済復活 一番かんたんな方法』 光文社新書 勝間 和代 (著), 宮崎 哲弥 (著), 飯田 泰之 (著)

経済の専門家?3人の座談会。メディアでよく見る人たちなのでそこそこ売れるだろうが私にとってはとてもつまらない内容であった。意見の違う人たちが討論するのであればまだ面白かったと思うのだが。
いまの日本の不況の原因はデフレにあると言っている。ボーリングに例えると1番ピンだとも。
その1番ピンを倒さないことにはここ十数年の不況からは脱出できないと、そして解決方法として、紙幣をもっと出すように日銀にプレッシャーをかけるべきだと。
「何だそれっ?」って感じ。 私は経済に疎いし、経済用語を多用した本書の説明も半分くらいしか理解できていないと思うが それにしてもこれが解決方法じゃな~
生活していて感じる日本の景気の悪さが著者たちから伝わってこないし、そもそもデフレに陥った根本原因についてもどこらへんに書いてあったか思い出せない。
この問題を語るに於いて、日本と海外との関係を外しては語れないように思うのだが、あえて海外との関係には触れないで日本国内だけの問題として会話をしている。
私は今のデフレは海外(新興国)と日本の人件費の価格競争にあると思っている。それは常日頃仕事をしていて痛感するのだが、、、高いところから低いところに水が流れるのは自然なのである。そう思っている私にとってみればこの本はダメ本としか思えない。
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『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・東京(上、下)』
2010-03-11 Thu
ワンスアポンアタイムイン東京
『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・東京(上、下)』講談社 楡 周平 (著)

政界ととり巻くドロドロした内容の小説。山崎豊子の「不毛地帯」や「華麗なる一族」「白い巨塔」あたりを併せたような内容であるが、山崎豊子ほどページ数は多くない。
権力という魔物に取り付かれた人々が政治家の令嬢と大病院の御曹司との結婚で強大なる権力を手にいれようとする。
以前に読んだこの著者の小説は前向きな小説が多く楽しめたのだが、今回のは魑魅魍魎が跋扈する政界の話だけあってあまりにも生臭く私にとってはいまいちであった。
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『金融屋』
2010-03-08 Mon
金融屋
『金融屋』 彩図社 文庫 笠虎 崇 (著)

元消費者金融アイフルの営業をしていた著者が消費者金融の内情を書いた本。内情といってもニュースで報道されるような追い込みのドロドロしたことを書いているわけではない。サラ金とはいえ上場企業なのだからそこまではできないのだろう。またそういうことは違う会社に債権を売ってまかせているのではと思う。
著者が言いたいのは借りる側にも非があり、サラ金地獄に合いたくなければ絶対に借金や保証人にはなるなと言っているだけなのだ。つまりは「借りたお金は返しなさい、それができないなら最初から借りるな」と言っているだけ。
本当は社員の使い込みなどドロドロとした裏側はあるのだろうが、そこまでは書いていない。
サラ金に縁の無い人にとっては読む価値はないだろう、またサラ金にお世話になっている人も何の救いにもならない本であろう。
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『生命保険のカラクリ』
2010-03-05 Fri
生命保険のカラクリ
『生命保険のカラクリ』 文春新書 岩瀬 大輔 (著)

以前この著者の本を読んだときには全然つまらない内容であったが、今回は著者自身が生業としている生命保険についての内容だけあって、生保について素人の私にとってはとても参考になった。
現在この内容はインターネット上で無料にて公開されているので、もし興味や現在保険に加入しようとしている人にとっては読んで損はないだろう。
私はこの本を読もうかどうしようか少し迷ってしまった。私も生命保険には加入しているが、頭の隅には「もしかして保険外交員の口車に乗せられたのではないか?自分にとって損になる契約をさせらたのではないか?」
といった疑問があるからで、もしこの本を読んでショックを受けたらどうしよう、、、と思ったからである。
数年前保険の更新で内容を少し変更したのだが、「本当にそれでよかったのか?」と今でも思う。そのとき担当した外交員からは数ヶ月後には「退職しました」との葉書をもらった。思うに、保険外交員は会社の利益と自分のノルマのためのみ、いろいろなプランを推奨しているのだという事を肝に銘じておくべきだろう。そのうえで自分納得のいくプランに入るしかない。保険会社と一般庶民の間には圧倒的は情報格差もあるし、未だに保険会社はその情報を開示していないのだ。  ゆえに我々は外交員の言うことを信じるしかないのだが、、、、
本書に書いてあったが、ギャンブルに例えるなら パチンコでは胴元が約20%を取り残りを客に還元していて、競馬だとこれが25%である、そして日本の生命保険会社はこれが約50%近くになるそうだ、、、とんでもなく儲かっている商売なのである。それも何十兆円というお金を蓄えているのである。

失職している場合には保険は心の安心にもなるかもしれないが、普通に会社などで働けている場合は保険はそれほど重要ではないのかもしれない。もし病気になったとしても殆どが国民保険や社会保険でカバーできるしまた社会保険でカバーできないような高額な治療は今の生命保険で補えるのかどうか約款を正確に把握必要があるのだ。

やっぱり読んで少し後悔、やはり私は外交員の口車に乗ってしまったのだろうか、、、
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『朝には紅顔ありて』 
2010-03-02 Tue
朝には紅顔
『朝には紅顔ありて』 角川文庫 大谷 光真 (著)

浄土真宗大谷派の門主がわかりやすく親鸞の教えを解説した内容。
今のオフィスに引っ越す前は会社の直ぐ近くに大谷派のお寺があったので気になってちょっと読んでみることに。
気が滅入ったときなどに読むといいかも。
最近はやたらと本屋で親鸞の本が目につく。今年は親鸞ブームなのかな??
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『暴力は親に向かう』
2010-03-01 Mon
暴力は親にむかう
『暴力は親に向かう』 新潮文庫 二神 能基 (著)

著者は「NPO法人 ニュースタート事務局」を運営しており、引きこもりの子や家庭内暴力をふるっている子を家庭から連れ出し、寮に住ませIT、農業、介護関係の経験をさせ自立をさせようと試みているようだ。
全員がうまく自立できればいいが、なかには失敗して家庭に戻り未だ家庭内暴力をふるっている子供もいるようだ。
いろいろな例を紹介しているが、子供といっても15歳から30歳代までいろいろいるようで、裕福な家庭で育った子供たちが多いいようだ。家庭が裕福でなければ十数年も養ってはいけないというのもあるだろう。
著者は子育ての基本として「3歳までは家庭内で王様、4歳から14歳までは召使、15歳からは自主性にまかせる」で育てるべきで、小さいときから友達感覚で育てるのは子供の自立を阻むと言っているのだ。子育ては子供を持つ親にしてみれば永遠のテーマであろうし、また正解のない問題であろう。
本書には子育ては両親2人だけではなくもっと多くの大人(知人、親戚など)を巻き込むことも必要だと言っている。
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