日々の読書記録など
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2009 記憶に残った本
2009-12-28 Mon
今年読んだ本で記憶に残った本は、

『この世でいちばん大事な「カネ」の話』  理論社 西原理恵子(著)
『いなかのせんきょ』 祥伝社文庫 藤谷 治 (著)
笑える

『ビタミンF』 新潮文庫 重松 清 (著)
癒される

『シャングリ・ラ(上、下)』テンペスト(上、下)』 池上 永一 (著)
痛快なエンターテイメント

『完訳 紫禁城の黄昏(上、下)』 祥伝社黄金文庫 R F ジョンストン (著), 渡部 昇一 (監修), 中山 修 (翻訳)
『チェ・ゲバラの遥かな旅』 集英社文庫 戸井 十月 (著)
『わが半生<上><下>』 ちくま文庫 愛新覚羅溥儀
『テロリズムの罠 右巻左巻』 角川oneテーマ21 佐藤 優 (著)
『新装版 洗脳体験』 宝島SUGOI文庫 二澤 雅喜 (著), 島田 裕巳 (著)
いろいろと考えさせられる
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『マグマ』
2009-12-28 Mon
マグマ
『マグマ』 朝日文庫 真山 仁 (著)
地熱発電を扱った内容。外資系ファンドが日本の地熱発電の会社を買収するところから物語は始まる。
電力業界の利権にまるわる暗い部分の話も書かれてはいるが、それとりも地熱発電を見直してみてはどうだろうかと? と著者は問うているように思える。
オイルショックの時に地熱発電は脚光を浴びたが、費用対効果の面から日本政府は原子力発電に舵を切ってしまったため、現在は十年以上前に建てられた発電所がいくつか稼動しているだけのようだ。
WEBで調べてみたが 1kWhあたりの発電コストは地熱が15円前後で 風力、太陽光などはそれ以上、石油は10円、LNG,石炭、原子力は6円だそうだ。しかし本書にも書いてあったが原子力は使用済み核燃料の廃棄や再生などのコストは計算されていないため実際のコストはわからないようだ。
地熱、風力、太陽光などは自然のエネルギーを利用するため、安定的な供給と莫大な電力の面ではまだまだ乗り越えなければならない壁が多くあるようだ。
現政権が25%削減目標を打ち出したので、もしかして今後この地熱発電は注目を浴びるかもしれない。少なくとも作者はそう願っているのだろう。
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『無頼化する女たち』
2009-12-25 Fri
むらい化する女たち
『無頼化する女たち』 新書y 水無田気流 (著)
著者の述べている「無頼化する女たち」とは 世間で言われている「負け犬」と定義しているらしい。逆に「勝ち組」とは、安定した稼ぎのある夫をもち子供に十分な教育を施せる家庭を持っている女性をさしているようだ。
日本国民の殆どが中流階級と言われている時代であれば、著者のいう「勝ち組の女性」は多かったかもしれないが、今の時代そのような勝ち組の方が少ないように思えるのだが。著者自身は自分のことを「負け犬」と定義しているようだが、端からみれば十分に「勝ち組」ではと思ってしまう。
著者曰く、社会的経済的要因によりこの無頼化する女が増えてきたことにより、「婚活」「歴女」「鉄子」「草食系男子」「肉食系女子」などの言葉が女性社会から発生したと述べている。日本社会と日本人女性の関係について著者なりの分析を行っており、たぶん内容も正しいと思う。終章ではこのような「負け犬」と称されるような女性に対しエールを贈ってはいるが、そのような女性が(将来の生活に対して不安を感じている)この本を読んでも全然救いには
ならないだろう。逆にもっと落ち込むはめになるかもしれない、女性視点からでの社会に対する洞察力は鋭いが、だからどうしたらいいかとは一切書かれていない。 お薦め度 4点
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『いなかのせんきょ』
2009-12-22 Tue
いなかのせんきょ
『いなかのせんきょ』 祥伝社文庫 藤谷 治 (著)
人口2千人にも満たない村は、60年間村長選挙などしたこともない。ところが村長の収賄疑惑がもちあがり、村長が辞任してしまったため、中学を卒業していらい村のためにまじめ一筋でやってきた主人公が、ことのなりゆき上村長選に出馬するはめになってしまった。そこから家族総出の村長選のドタバタ喜劇?が始まる。
私も田舎に帰省したときや電話などで田舎の町長選挙の話など聞くけど本と同じような感じだと思う。日本のどこでもたぶん同じだろう。国政選挙だと盛り上がるのはTVやマスコミばかりだが、やはり地元の選挙になると違う。やはり住民にとっては直接関わってくるしがらみ等があるからだろう。
抱腹絶倒とまではいかないが終始笑える内容で面白く読める。お薦め度は8点。
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『半島へ、ふたたび』
2009-12-18 Fri
半島へふたたび
『半島へ、ふたたび』 新潮社 蓮池 薫 (著)
日本に帰国後、初の海外旅行 韓国へ8日間を手記にしたもの。蓮池氏が翻訳を手がける本の著者への訪問が目的であるが、その合間にソウルでの観光で感じた文化の違いを日本、韓国、北朝鮮とで対比しなかが綴っている。これが前半部分で、
後半は翻訳家としての苦労や作者が訪日したときの通訳者としての苦労話が綴られている。
24年間に及ぶ北朝鮮での生活について深くは語っていないが、今なお北朝鮮で暮らしているであろう拉致被害者への思いがひしひしと伝わる。そして、まったく進展しない北朝鮮との交渉についても言葉では表現できない無念さが伝わる。
しかしこの本では北朝鮮の悲惨な現状については書かれていない。たぶんこれは意図的に書かなかったもしくは書けなかったのだと思う。もしそのようなことを知りたければこの本は不向きであろう。
あらためて未だ帰還できない人々が、少しでも早く帰還できることを願うばかりである。拉致被害者の家族も高齢者ばかりで、いずれは時間が解決するような問題ではないのだ。
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『不正会計』
2009-12-16 Wed
不正会計
『不正会計』 講談社文庫  杉田 望 (著)
あきらかにカネボウの粉飾決算をモチーフにした内容。
単純な不正会計と思われた事件が、探っていくうちにアメリカ大手ファンドの仕組まれた罠ではないかと主人公は疑い始める。
私も仕事で経理の部署の人たちと話することが多いので参考になるかと思い読んでみた。経理や監査の関係の人が読めばどのように思うのだろうか? 私としてはおもしろくなかった。
著者としては企業と監査会社との馴れ合いは今に始まったことではなく、またこのような粉飾の事件後もまだまだあるといいたいのだろう。
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『梟首の島 (上、下)』
2009-12-11 Fri
きょうしゅの島
『梟首の島 (上、下)』 講談社文庫 坂東 眞砂子 (著)
明治初期、高知から発した自由民権運動とは庶民にとって何だったのかがわかる本。
税金を絞り取られる貧困にあえぐ庶民や、教養など必要ないと言われていた女性たちにとって
『自由民権運動』により何が変わっていくのか模索し続けた時代だったのかもしれない。
司馬遼太郎の『坂の上の雲』が俯瞰的に明治時代を生き生きと描いているのであれば、
この本は普通の庶民の生活レベルから見た明治初期を描いている、かと言って『蟹工船』みたいな
共産主義に偏った内容ではない。なかなかおもしろい本であった。特に女性にはお薦めかもしれない。

今の民主党政権で鳩山首相が「国民のみなさんが納得いく、、」等とやたらと「国民」
という言葉が出てきて耳障りなのだが、私にはどの国民なのかさっぱりわからない。
あの「仕分け」が国民の意見なのであろうか?単なるパフォーマンスとしか思えないのだが。
明治時代も「自由民権」という言葉が、それぞれの立場によってまったく違った捉え方になっていたのだろう。
鳩山首相の言っている国民とは小沢氏のことなのだろう。
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『日本の雇用』
2009-12-02 Wed
日本の雇用
『日本の雇用』 講談社現代新書 大久保 幸夫 (著)
高齢化社会が進む日本のなかで、何が問題かを問うている本。
データでは2人に一人は雇用に不安を抱えているという。つまりいつリストラされるかわからないという不安である。
公務員や自営業でないかぎり多くの労働者が抱えている問題なのかもしれない。ただまったく不安がないよりは、多少このようなストレスがあったほうが自己啓発に繋がるかもしれない。
ワークライフバランスや政府の施策なども書かれているが結局は安定した雇用にはならないと厳しい意見。
私も同感、手当てだとか給付、保護などお金をばら撒くだけでは何の解決にもならないと思う。
今日本で一番問題の年齢層は35~55歳ではないかと書かれている。
将来の展望がみえないどん詰まりの状態だと、仕事にたいする意欲も沸かないということだ。
私が思うにこのくらいの年齢だと転職したくてもできない社会基盤であるため、我慢して働いている人多いいのだと思う。会社を辞めるということは、社会に対する自分の信頼度が無くなってしまうということだからだ。
転職しても将来に不安をかかえないような社会基盤が必要であろう、ただ政権が変わったあとでもこの不安はますます増大するばかりなので、結局は政府などあてにせずせっせと貯金に励むしかないのかな~~?
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