日々の読書記録など
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『アンジェラの祈り』
2009-09-29 Tue
アンジェラの祈り
『アンジェラの祈り』 新潮クレスト・ブックス フランク・マコート (著), 土屋 政雄 (翻訳)
数年前に『アンジェラの灰』を読み、続編であるこの本も文庫になれば読もうと思っていたのだが、文庫にはなりそうにないので始めて図書館に行って借りてしまった。それも地元の市立図書館にはないので他市からの取り寄せとなった。財政赤字に悩む小さな市なのでしかたないのかもしれない。
『アンジェラの灰』は極貧家庭でありながらも強く逞しく生きるマコート少年を描いていたが、この本は19歳で渡米し、極貧生活から高校の教師になりそして母親や兄弟をアメリカに呼び寄せたりするなどしたアメリカでの生活を記している。
私も18歳で単身東京に出てきたことを思い出してしまった。田舎者の自分が知人もいない東京で、貧乏生活をしながらだんだんと自分の心がすさんでいったことが思い出される。 「なるほど、心が荒れてくるとは こうゆうことを云うのだな」なんて妙に自分で納得していた。今はとっても懐かしい いい思い出になっている。
やっぱり男子たるもの一度は貧しい経験をしなきゃいかんね。
と言って、今が裕福だとは言えないが、とりあえず食べることに関しては今は問題ない。
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『日本の「黒幕」200人』
2009-09-18 Fri
日本の黒幕
『日本の「黒幕」200人』 宝島SUGOI文庫 別冊宝島編集部 (編集)
昭和の時代に政界や経済界などで裏の世界で影響力を持った人々を簡単に説明した内容。つまりはフィクサーと呼ばれた人物。
児玉誉士夫、田中角栄、笹川良一、田岡一雄などなど。殆どが故人なので 今の時代にはこのような大物フィクサーがいないというのだろうか?それともヤバくて書けないのだろうか?
私はよく経済小説などをよく読むが、この本を読むと誰をモデルに小説が書かれているがよくわかる。
今は鳩山政権がスタートしたばかりだが、やはり鳩山首相を裏で操っているのは小沢なのだろうか? またその小沢に影響を与えている影の人物がいるのだろうか?そういえば最近は細木数子がTVから見なくなったけど 彼女は政界にも人脈があるので小沢に助言していたりして???? ありえる話だな~。
大勝した民主党は「国民の声」とか「みなさんが政治に参加」など耳障りのいいこと言っているけど、この大勝をもたらした黒幕はマスコミでしょ。社民党も党首自ら内閣に入ったりしてキャスティングボードを握った気になっているけど、党首自ら鳩山に首根っ子を押さえられたってこと?それとも 社民は民主に命を預けたってことなのかな? 自民と連立を組んだ公明党の本当の党首は国会議員じゃないけど、社民も本当の党首は誰か別な人なのだろうか? しかし政界には田中角栄に勝る政治家は出てこないのだろうか?今はもうそんな時代ではないのだろうか?
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『グーグル革命の衝撃』 
2009-09-16 Wed
グーグル革命の衝撃
『グーグル革命の衝撃』 新潮文庫 NHKスペシャル取材班 (著)
この本の主題は『グーグルは何を企んでいるのか?』ではないだろうか?
私も仕事関連の技術情報はGoogleで検索するのが一番だと思う。以前は書店でマニュアルを立ち読みするかもしくは誰かに聞くか、購入しかなかったことを考えれば非常に便利なのだ。辞書はgoo で翻訳はエキサイトが使いやすいと思っているが、もし、もっと便利な無料サイトがあれば教えてもらいたいものだ。
読んでいて検索のために大量のサーバが必要なことは容易に察しがつく。(何万台、何十万台のサーバがあるようだ)それらのサーバ管理のために大量の電力消費と大量の熱が放出されていることを考えると、サーバは南極か宇宙にでもおいてサーバからの発熱を抑えるしかないのでは?と思ってしまう。原子力は平和利用もできれば戦争の兵器ににもなるように、新しい技術には光の面と影の部分が必ずある、その影の部分が何なのか危惧する人は多いと思う。インターネットの普及によりものが安くかえたり、チケットが簡単に購入できるなど多くの人が恩恵に与っているが、インターネットから得る情報で飯が食えるわけではないのだ。
しかし今は自分のホームページにGoogleの広告を貼り付けることでお金がもらえるように、「検索(情報)」でお金を得る人々が確実に増えているようだ。
思うに、この空気みたいな存在の「情報」にお金が移動するということは、逆に農業や工業など何かを生産する人々からお金を奪っていることにならないだろうか?またこれらが新たなる格差に繋がるのではないかと心配してしまう。
私はいづれはこの情報バブルは崩壊すると思う、ご飯を食べないと人間は生きていけないのだから。
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『ヤクザが店にやってきた』
2009-09-15 Tue
やくざが店にやってきた
『ヤクザが店にやってきた』  (新潮文庫) 宮本 照夫 (著)
著者は川崎で焼肉やスナックを営む経営者。開店以来「やくざお断り」の経営方針を貫くなかなか気骨のある経営者のようだ。2007年には映画にもなったようだが私は知らなかった。
会社員をやっている私のような人間には縁遠い話ではあるが、やはり飲食店などを経営していると必ず暴力団がやってくるようだ。この本にはいかに暴力団からお金をとられないようにするかのノウハウが書かれているのだ。しかし身の危険も感じることが多々あるようで日頃から警察や弁護士などに接していることが重要なようだ。
私が以前勤めていた会社のことだが、その当時はバブル時代で会社に入った後で知ったことだが、社長はクラブをいくつか経営しておりバブル時代ということもありコンピュータ関連のまっとうな?会社を設立したようだ。(もちろんその会社は今はない)
私が会社を辞めたい旨を言ったときの社長の激怒と恫喝にはさすがにビビッた、それとなく自分の背後には暴力団がいるような事を言っていた。その当時私も若かったせいもあり、これは五体満足には会社を辞められそうもないな~ なんて思っていた。(ここでもし私の知り合いにやくざなんかがいて、仲裁なんか依頼しようものならもっと泥沼になっていただろう)結局最後の給料はもらえなかったが、指をつめなくてよかった。若かりしころのほろ苦い思い出である。
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『永遠の0』
2009-09-10 Thu
永遠のゼロ
『永遠の0』 講談社文庫 百田 尚樹 (著)

ニートである主人公はライターである姉と一緒に戦争で亡くなった祖父のことを調べだす。
祖父は終戦直前に沖縄戦で特攻隊員として戦死したのだ。戦争中の祖父のことを知る今なお現存している軍人であった人々の話をききながら優秀なパイロットであった祖父の実像にせまっていくといったストーリー。
涙なくしては読めない内容なのだが、私は泣けなかった。
話が長すぎたのかもしれない、600ページ弱もあるのだから。
それに今までにもいくつかの特攻にまつわる小説を読んでいたので、私にとっては新鮮さに欠けていたのかもしれない。しかし初めてこのような本を読む人や、ゼロ戦オタク(または右翼)にとっては泣けるだろう。
ただ日本の行った戦争じたいにまったく興味がないひとにとってはこんなつまらない本はない。
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『資本主義崩壊の首謀者たち』
2009-09-08 Tue
資本主義崩壊
『資本主義崩壊の首謀者たち』 集英社新書 広瀬 隆 (著)
オリンピックで良く見ることではあるが、欧米の選手が活躍しなくなった競技はルールを改正したりとか、競技そのものを廃止したりすることはよくあること。やはり欧米は白人が金メダルをとらないと納得しないのだろう。
私が思うにオリンピックと同じようにグローバリズムの金融市場やCO2の削減に関しても欧米にとって具合が悪くなればルール改正も軍事力を背景になんなくこなせるであろう。今やCO2削減は世界を巻き込んだゲームでありCO2と温暖化の関係はどうでもよくなっているのだ。
この本の内容に全て賛同できるわけではないが、たぶん多くの日本人の多くが思っていることを代弁しているのではないだろうか?けっこう小気味よくズバズバ書いてある。
リーマンショック後ここまで経済が落ち込んだのには多くの原因が記されているが、その中の1つに銀行業務と証券業務を兼用してはならない法律を撤廃したことをあげている。
日本の銀行も今や生保、サラ金、証券となんでもありの状態、大丈夫なのかと心配になってきた。(大丈夫なわけないだろう。)
著者はアメリカ政府やウォール街のことを「泥棒に追い銭」とまで言っている。そしてオバマの側近たちは過去この金融市場でで大儲けをしておきながら、今はその金融市場を批判している輩ばかりだとも言っている。欧米はや経済という武力を背景に中国を植民地化しようとしているが、それに日本も加担し続けるのかそれとも独自路線に舵を切るのかは民主党の政策にかかっているのだろう。
最後に著者は破綻寸前の日本を立て直すには終戦直後に行った新札の発行&旧札の交換禁止のような措置も必要なんて書いてあったが、そんなことになったら日本も終わりだと思う。
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『冬の派閥』
2009-09-04 Fri
冬の派閥
『冬の派閥』 新潮文庫 城山 三郎 (著)

幕末から明治に生きた尾張藩主 徳川慶勝を描いている。慶勝は徳川慶喜の従兄弟にあたり、
幕末は慶喜に翻弄されながらも官軍として尾張藩を守ってきた。
しかしながら維新後尾張は新政府に重用されることもなく、朝令とはいえ幕末時に14名の家臣を斬首したことを悔い一生涯を遂げる。
城山三郎といえば昭和初期のことを描いた『男子の本懐』か『落日燃ゆ』が代表作だと私はかってに思っているのだが、この本もなかなか面白い。歴史人物のなかでこの慶勝はさほど有名ではないと思うが、私としては記憶に残る歴史人物となってしまった。
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『終末のフール』 
2009-09-01 Tue
終末のフール
『終末のフール』 集英社文庫 伊坂 幸太郎 (著)
8年後小惑星が地球に衝突し人類が滅亡すると報道されてから5年、報道された当時は暴動、略奪、逃避や自殺が絶えなかった社会も今は落ち着きを取り戻し最低限の生活をするうえでのインフラもなんとか維持されている状態。そのような状況で仙台のマンションに残った各々の家族の様子を描いている。 3年後に人類が滅亡するということを受け入れ、それでも前向きに生きていこうとする姿を
書いているのだ。
この著者の本はいくつか読んだが、つねに『死』を意識させるような内容になっているようだ。
死というのは重い内容ではあるが、それをあまり重く感じさせないように描いてはいる、そもそも小惑星が衝突するという非現実的内容なので軽く読めてしまう。
しかしいつもながらこの作者の小説は結末がどうも私にはしっくりこないのだが、、、、
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