日々の読書記録など
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『あの日にドライブ 』
2009-06-26 Fri
あの日にドライブ
『あの日にドライブ 』 光文社文庫 荻原 浩 (著)
主人公は以前は大手都市銀行に20年近く勤めていたのだが、上司との諍いが原因でリストラ同然の出向を命じられたことにより退職してしまう。最初はすぐにでも転職先がみつかるものだと思っていたが、なかなか仕事がみつからずある日ふと新聞の求人欄でタクシードライバーの求人をみて今はタクシードライバーをしている。あまりにも今までとは違う職場のためストレスにより円形脱毛症になりながらも過酷な勤務に耐え、日々悶々と過ごしている。そんななか過去の日々をふりかえりあの時こうだったらと考えてしまうのだ。
人生にIF(イフ)はないけど、誰しも「あのときこうだっららな~」なんて考えてしまうもの、とくに今の環境が過去に比べ悪ければ悪いほど思ってしまうものなのだ。この本はそのような人生の岐路に立っている人達や、リストラされ逆境に立っている中年男性への著者なりの応援歌なのかもしれない。
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『テロリズムの罠 右巻』
2009-06-24 Wed
テロリズムの罠右
『テロリズムの罠 右巻』 角川oneテーマ21 佐藤 優 (著)
著者は元外務省モスクワ大使館勤務だけあり ロシア、アメリカ、中国、北朝鮮などの考察は鋭利な刃物のような鋭さを感じる。ただ多くの文献を引用しているため私には難解な本と感じてしまった。
現代の行き過ぎたグローバル資本主義社会や市場原理主義社会を「悪魔のシステム」といっており
これが国際間の軋轢を生みテロやクーデターが発生する危険を孕んでいると警告している。
元自衛隊航空幕僚長母神氏の論文の問題に触れているが、突き詰めれば過去の5.15や2.26事件のようなクーデターが起こりえるかどうかといったことが問題の根本であると述べている。
なるほどね~確かにそのとうり
マスコミなどは政府の見解「村山談話」と自衛隊幹部の意見が一致していないことを国益を損なうとか公職の立場をわきまえていないといった倫理上の問題をああでもないこうでもないと書きたててはいるが、国民にとって一番に問題はクーデターなどの危険があるかないかであり
国会で60過ぎの元幕僚長に道徳の問題を諭しても、いまさら宗旨替えはできないであろう。
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『金融資本主義を超えて』
2009-06-18 Thu
金融資本主義
『金融資本主義を超えて』 文春文庫 岩瀬 大輔 (著)

父親の海外勤務のため英国で幼少時代を過ごし、東大を卒業後 コンサルト会社を数年勤務した後自費(約2000万円)でHBS(ハーバードビジネススクール)に留学。
「卒業時に、日本人では4人目となる、上位5%に入る成績最優秀称号(ベイカー・スカラー)を受けた」と記されている。この本はその留学時代に書き溜めたブログをもとにしている。
『金融資本主義を超えて』と興味をそそるようなタイトルではあるが、内容の殆どはHBSでどのような勉強をしているかといったことが多く、金融資本主義社会に対する批評めいた内容が少ないので期待はずれではあった。
この本を読むきっかけは、あとがきに
「私たちの社会は、自己陶酔的なエクセル屋、パワーポイントのプレゼン屋によってなるほんの一握りの人間の階層に、過大な権力を与えすぎてしまったのだろうか?」
と書いてあったので これはおもしろそうだと思って読んだのだが、この本にはそれらしいことは一言もふれていなく、HBSがいかにすばらしい授業内容で、優秀な教授人と生徒たちがいるかといった内容が殆どであった。最後まで読んでみるとこの「エクセル屋、プレゼン屋」は違う本(『ハーバードビジネススクール 不幸な人間の製造工場』)の書評だったようだ。
私が思っていた内容とはずいぶん違っていたため 少しがっかり。
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『達人に訊け!』 
2009-06-12 Fri
達人にきけ
『達人に訊け!』 新潮文庫 ビートたけし (著)
虫の達人、麻雀の達人、字幕の達人など、その世界では一流と呼ばれている人たちとの対談集。
ビートたけしが聞き役なので、専門的な知識はなくとも簡単に読めてしまう内容。
それぞれその世界では同じレベルにある人は10人も日本にいないだろうと思われるので 共通して言えるのは、ぶれない考え方と自身に満ちた自分自身の言葉を持っているようだ。
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『なぜ宇宙人は地球に来ない?』
2009-06-11 Thu
なぜ宇宙人
『なぜ宇宙人は地球に来ない?』 PHP新書 松尾 貴史 (著), しりあがり 寿 (イラスト)
UFO(宇宙人)、占い、オカルト、開運グッズ、超能力 などなど、これらを信じていない一般の人にとってはどうでもいいことなのだが それら胡散臭い内容の嘘を著者なりに徹底的に看破しているのだ。
タレント業を営む著者だからいいのだが、立派な肩書きを持つ学者などが書いたら笑われるのが落ちだろう。
「タモリ倶楽部」を見るような感覚で読めばけっこう笑える内容である。
超能力のことなども「どうしてスプーン曲げなどどうでもいいことしかできないのか?何故世の中のためになるようなことに能力を生かせないのだろうか?」
確かにそのとうり。まあ目くじら立てて言うことでもないので、笑って読める。
○○占いとかいって胡散臭い輩がテレビの画面で宣伝されているのだから、こういうものはいつまでたってもなくならないのだろう。
そのうちDNA占いなんて出てくるかもしれない。これらを社会的に地位のある人や影響力のある人が言いだせば大いに問題ではあるが。
そういう意味では効果のなさそうなダイエット器具や納豆、バナナダイエットのようなことをまじめ?に放送しているのだからTVも罪作りな話である。
生活や経済に問題なければ余興の一つとしてこれらの風習(文化)があってもいいとは思うが、
私も著者と同じでまったくそのようなことは信じていない。
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『椿と花水木―万次郎の生涯(上、下)』
2009-06-09 Tue
椿とはなみずき
『椿と花水木―万次郎の生涯(上、下)』 幻冬舎文庫 津本 陽 (著)
ジョン万次郎(中浜万次郎)の生涯を描いた内容。
江戸時代末期に高知の貧しい漁村で6歳から働き始め、初めてのカツオ漁で難破し6ヶ月後にアメリカの捕鯨船に救助され、アメリカで高等教育をうけた人物。
日本人として始めて西洋の高等教育をうけ、主席で卒業したと記されている。
そして鎖国状態の日本に戻るため、小さなボートで沖縄の地に再入国を果たす。
その後は通訳として幕府から重用されたようだが、身分制度のある時代まわりから疎ましく思われることも多々あったようで、晩年は庶民として慎ましい生活を送ったようだ。
当時日本の漁船は小さなものばかりで度々海難事故はあったようで、他国船に救われ日本に戻った人は数多くいたのだが、彼の優れた才能を惜しんだ船長の助力もあり、アメリカで高等教育を受けたようだ。

あらすじだけの内容になってしまった。まあ日本の歴史に興味があれば面白いかも。
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『もう一度読みたい宮沢賢治』
2009-06-03 Wed
雨にもまけず
『もう一度読みたい宮沢賢治』 宝島社文庫  別冊宝島編集部 (編集)
「雨ニモマケズ風ニモマケズ、、、」先日NHKの番組で偶然この詩が聞こえてきて
じっと聞き入ってしまった。もちろん小学校のときに学んだことではあるが
この歳で聞くと改めてこの詩の奥深さがわかるような気がしたのだ。
詩を聞きながら、子供のころ、二十歳ぐらいのころ、今でも実家で働いている両親のこと
等々、思い出され、石川啄木ではないが ぢっと手を見てしまった。
まだまだ人生の途中、仕事のことで悩んだりしている自分に
「まだまだあまいよな~」と ひとりごちてしまった。何十年か先にまたこの詩を読んだら
どのように思うだろうか。
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