日々の読書記録など
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『首魁の宴』
2009-01-29 Thu
首魁の宴
『首魁の宴』 講談社文庫 高杉 良 (著)

裏で財界や政界を牛耳る大物フィクサーが、自分の書く記事を武器に財界人や政治家からお金を取る「取りや」を描いた小説。つまりは、政界と財界のドロドロとした癒着を書いているのだ。
これは、以前に読んだ『濁流』の続編で、内容は以前とさほど変わらないように思う。
ゆえに、まったくつまらない。貴重な読書時間を無駄にしてしまったようだ。
高杉良ファンも多いいとは思うが、この本は読む価値はないな~。
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『この世でいちばん大事な「カネ」の話』
2009-01-28 Wed
お金のはなし
『この世でいちばん大事な「カネ」の話』  理論社 西原理恵子(著)
マンガ家である著者が貧しかった子供時代経て今にいたる自叙伝的な内容。そして自身がお金で苦労したことをギャグにして「お金とは何か」ということを書いているのだ。この本は、巷にある自己啓発やお金の節約や儲け方などを書いた本とは明らかに違い、最低限日本の社会で生きるための指南書みたいな本である。
「世の中でお金が一番大事」とある面ではあたりまえのことではあるが、露骨に拝金主義を唱えるのは今の社会では忌み嫌われる面があると思う。しかし彼女は自分の実体験をもとに「お金」について多くの人々が思っているであろう事を正直に言っているのだ。
彼女自身学業も運動もダメで、そのダメな人間がダメなりにどのようにして働いてお金を稼ぐか、ダメな人間なりのその業界での戦い方があるのだと言っている。ゆえに、自身が博打(競馬)やFX取引などで大損したことを自虐ネタとして本にしているのた。
仕事や生活に悩んでいる人に「お金」を中心に考え直してみてはどうだろうか?
と言っている。まあこれもあたりまえのことではあるが、、、言っていることがストレート。「夢に向かって努力すれば報われる」 なんて言っていないのだ。ある意味、小学生や中学生に読んでもらいたい本である。
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『歴史と外交』 
2009-01-26 Mon
歴史と外交
『歴史と外交』 講談社現代新書 東郷 和彦 (著)
著者は外務省を退官後、各国の大学で教鞭をとりながら日本の研究をしている。
祖父は戦後A級戦犯として拘置所で病没、父も外務省で外交に携わっていた。そのような背景のある著者が、靖国問題、対中韓関係、慰安婦問題、東京裁判について著者なりの見解を記したものである。外務省時代は私的な意見は述べられず、公的な意見しか言えなかった著者が退官後、自分なりに当時の戦争について考え、自分なりの意見を表している。内容はいたって穏当で政府の見解と著者の見解は大筋では一致しているように思える。
著者の本当の主題は、祖父が東京裁判で発言した内容で「当時日本国は自殺かもししくは戦争かの究極の二者選択を迫られており、自衛のための戦争だった」ということを、祖父の汚名を晴らすべく言いたかったのかもしれない。このような歴史問題は 各国の利益に直接影響するため、歴史認識が各国と一致するということはないであろう。今日本政府の態度はなるべくこの問題には触れず、穏便に済まそうとしているがこれも外交のための一つの手段であり、わざわざ事を荒立てる必要はないように思う。私としては自然朱滅がいいかと思うが、今世紀中には無理だろうな~
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『ロシアはどこに行くのか』
2009-01-21 Wed
ロシアはどこに行くのか
『ロシアはどこに行くのか』  講談社現代新書  中村 逸郎 (著)
前大統領のプーチンの名前は思いだせても、現ロシア大統領のメドベェージェフは思い出せなかった。それだけ未だにプーチンの影響があるのだろう。マスコミでも現大統領はプーチンの傀儡といわれているのだから仕方ないのかもしれない。
著者は、今はプーチン首相と大統領の二頭体制で政治を行っているが、いづれこの二人が袂を分かち覇権争いを始めるのではないのか、その場合の国民の影響は計り知れないと危惧しているのだ。。。といきなり本書の結論を書いてしまった。

プーチンは未だに国民には多大な人気があるようだ。それは政権時代に地下資源の高騰によりロシアのGDPが急激に跳ね上がったことに由来する。つまりは原油の高騰がなければこれほどの人気はなかったということだろう。未だにロシアでは不正選挙や賄賂が常態化されており、以前のソ連とあまり変わっていないようだ。日本でも賄賂(心つけ)が蔓延しているかもしれないが、ロシアは大国だけあり日本の常識では考えられないほど、賄賂は一般市民まで蔓延しているようで国家予算の数倍の金額が賄賂として動いているようだ。
現在は原油も値下がりし、また国内ではチェチェンやグルジアなんどの問題を抱えるロシア。まだまだこの国は危険な国であり、民主主義にはほど遠い国にであるように思った。
今の日本政府がこの国と対等に外交を行えるとは、、、、とても思えない。
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『炎と氷』
2009-01-16 Fri
炎と氷
『炎と氷』 祥伝社文庫 新堂 冬樹 (著)
闇金融の社会を扱った小説。 読んでいて気持ちが悪くなるくらい極悪非道の手をつくし債務者を追い詰めていく様子がつづられている。小説なのでオーバーに書かれているが、もしこれが現実だとしたら債務者はとても生きたここちはしないだろう。
闇金融界では知られた二人は、高校時代までは友人だった。しかしある債務者がきっかけでお互いの存在が邪魔になりお互い相手を潰そうと画策すのだが、その背後には暴力団が存在する。
この小説は最初から最後まで血の匂いがする内容で、気の休まる行は1行たりとも存在しないのだ。
アングラ小説がすきな人にはお薦めだが、R15指定にしておいたほうがいいかもしれない。
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『ママの狙撃銃』 
2009-01-13 Tue
ママの狙撃
『ママの狙撃銃』 双葉文庫 荻原 浩 (著)
今までの著者の作品から比べると、笑える箇所は少ないように思う。
少し期待して読みすぎたせいか少し落胆。
でも飽きさせないストーリーだしエンターテイメント本としては腹持ちはよい。 可もなく不可もなくといったところだろう。
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『フィンランド豊かさのメソッド』
2009-01-05 Mon
フィンランド
『フィンランド豊かさのメソッド』 集英社新書 堀内 都喜子 (著)

著者はフィンランドに留学した経験を持ち、現在は日本でフィンランドの企業に勤めている。
私の知っているフィンランドといえば携帯電話のノキア、教育水準が高い、税金はとてつもなく高い である。その中でも教育制度に重点をおいた紹介になっている。フィンランドではいつでも教育が受けられる制度が整っており専門の知識を身につければ年齢には関係なくその職業につける社会基盤が整っているようだ。その背景にはたとえ現在無職でも食べていける手厚い福祉制度があるわけで、それを支えるのが言うまでもなく高い税金である。
日本は国民性や風土が違うので、フィンランドのように高い税金と高福祉政策とはいかないだろう。またこれだけ読むとフィンランドの教育は企業の利益に直結した職業訓練学校みたいな感じに受け取れる。人口も少なくまた自然も豊かで残業など殆どなく国民はゆったりとした生活を送っていると書かれているが、技術や知識がなければ就職は難しいようだ。フィンランドのジョークで「フィンランドでは清掃をするにも免許が必要」というのがあるそうだ。
当然ながらこの本ではフィンランドのよいところばかりが強調されており裏の部分がまったく記されていないのが気になる。教育から落ちこぼれた人々はいったいどうなっているのだろう?そういえば以前、学校での銃撃事件のニュースを聞いたことあるけど。
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