日々の読書記録など
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『ヤクザ者の屁理屈』
2008-06-23 Mon
ヤクザ者の屁理屈

『ヤクザ者の屁理屈』  幻冬舎アウトロー文庫  森田 健介 (著)
現役バリバリのヤクザ者(広域指定暴力団)の著者が 月刊誌「実話時代」に寄稿している内容を文庫化したもの。この「実話時代」なる雑誌は読んだことはないが、著者いわく、その関係の専門誌であるらしい。熊本刑務所で15年いただけあって、その15年間に6000冊以上の本を読んだとのこと。それもあり文章を書くのには慣れているようで、いまの世の中を皮肉たっぷりに書いた社会風刺エッセイ本 といった内容。 まあまあ暇つぶし程度に読むにはいいかも。買ってまで読む内容ではないけど。
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『日本人としてこれだけは知っておきたいこと』
2008-06-18 Wed
日本人として

『日本人としてこれだけは知っておきたいこと』 PHP新書 中西輝政(著)

戦後60年以上が経ち、「日本は経済は成長したが文化は滅んでしまった」と訴える歴史学者である著者がこれだけは今の若者に知っておいてもらいたいという意味を込めて書いた本。
つまりは何度も言い尽くされた内容でもあると思うのだが、あの戦争は日本に非があるのではなく、やむにやまれず始まってしまった戦争であり、今我々が教えられている歴史は戦後GHQが日本を再び軍事国にしないために作った嘘の歴史であるといっている。 
天皇のことにもふれていて今のマスコミは「閉じられた皇室」などと報じているが、そもそも海外の皇室と比較すること自体がナンセンスであり報道のしかたにも問題ありとしている。そもそも海外の皇室は莫大な資産を皇室自体が持っているにたいし、戦後の日本の皇室は全て国が財産管理を行い、参考書1冊買うにも国の判断が必要であると述べている。つまりは そこらへんに簡単に外食もできないほどの財政状況と言っている。

ちょっと感想として 少し過激かもしれない。きっと右翼が読めば喜ぶだろう。共産主義のことも過激に避難しているし。この本を読んだあとは「憲法九条を守る、、、」みたいな本でも読んで右に傾きかけた思考を平衡な状態に戻す必要あるかも。
日本人として??ここまでは知らなくてもいいかも、、、、
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『その日本語が毒になる』
2008-06-13 Fri
その日本語

『その日本語が毒になる』 PHP新書 吉村達也(著)
この著者のミステリー小説を以前読んだことがあるが、それほど面白いとは感じなかった。
しかしこの本はなかなか面白い。小説家ならではの洞察力と表現力の巧さが出ているのではないだろうか。人間(日本人)は心の非常に狭い人間で、あいまいな日本語がそれに輪をかけて心のストレスを増幅させているといったようなことを書いている。
以下は抜粋でインターネットの悪辣な書き込みに関して
人から心の平穏を奪い取る「読心術」を、神は危険な能力として人間には与えてこなかった。それなのに、インターネットの発明がそのタブーを破ってしまったのだ
最近の身勝手な人間にたいし
ネットの普及によって発生したこのような言論の質の低下は、実生活でも自分の言論を客観的に見直す習慣を失わせ、超自己本位な抗議大好き人間を増殖させた
また
無神経な人間ほど暮らしやすいニッポン
政治家や評論家がよく口にする「○○はいかがなものか」について 
直接的な批判以上にトゲや皮肉がこめられている、疑問をなげかけるだけで自分の意見をはっきり述べられていないずるさがある
政治問題のニュースなどでニュースキャスターがよく使う「理解に苦しみますね」というフレーズにたいし 
理解に苦しむところをわかりやすく説明するのがキャスターの務めだ

だからこうしたほうがいいとか、こうしろ みたいなことは著者は言っていない、それはあくまで読者が考えることだろう。最近はやりの品格本でないところがよい、もしこの本のタイトルが「日本語の品格」であったなら私は読んでいないだろう。
心が少し疲れている人にはお奨めの本かもしれない。
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『新聞社』 
2008-06-12 Thu
新聞社

『新聞社』 新潮新書 河内孝(著)
元毎日新聞社の社員がかいた新聞社論。 「破綻したビジネスモデル」とサブタイトルに書いてあるように、現状のままでは新聞社に将来はないと書いている。今は私は新聞はまったく読まない。ニュースを知るのはインターネットかTVで十分だと思っている。ニュース以外にも新聞には役割はあるだろが、私の生活の中で毎月支払わなければいけないコスト、ローンも含め、電気、ガス、水道料金やHNKの受信料、携帯電話、インターネット、、、などなど多額な雑費?生活費を払っているため生活を切りつめるとなるとどうしても新聞が最初に削減の対象となってしまう。
以前日経の朝刊のみ読んでいたが毎月4250円?だったか 今新聞での情報が殆どただで入手できる時代にこの新聞代はばかにならない金額である。

「最後の護送船団」と呼ばれている、新聞社とTV業界。小泉政権の時代にメディア業界の規制緩和をしようと試みたのだが新聞&テレビ業界の猛反発をくらいあっけく中止となっている。
そりゃそうだろう、メディアは自分達の言っていることを 平気で「世論」と言っているのだから。
今問題になっている後期高齢者の保険制度についても、開始される前になぜ新聞は問題を提起しなかったのであろうか。開始されたと同時にどの新聞も金太郎飴のように同じ批判ばかり。こんなのはTVのお昼のワイドショーでもまかせておけばよいのであって、制度が発足する前に十分に批判できたのではないだろうか。このような問題がおきるときまって「事前になんとかならなかったのか」などの記事が載るが、事前になんとかしなければならないのは新聞社も同じ。こんな新聞では読者も離れていくのは当たり前であろう。ライブドアのときは自分に降りかかった火の粉であるため、その火の粉を振る払うため猛反発をしたのだが、自分以外のことは事後のドタバタ騒ぎをおもしろおかしく記事にしている週刊誌とかわらないのではないか。

最近通勤電車で思うことは、以前は電車の中で新聞や週刊誌を読んでいる人を多くみかけたが今は携帯やゲームをしている人が多く、とくにスポーツ新聞を読む人がめっきりいなくなったように思う。
環境問題を連日記事にしている新聞社自身が環境問題に取り組むべきなのだろう。朝刊のページ数の多さは資源の無駄使いとしか思えない。 
船場吉兆の女将が新聞社の社長にでもなれば変わるかも? 

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『裁判員制度』 
2008-06-10 Tue
裁判員制度

『裁判員制度』 平凡社新書 丸田 隆 (著)
来年から施工される、裁判員制度の入門書というべき本だろうか。著者は法学部の教授でこの制度の肯定派という立場から書かれている。今でも賛否両論マスコミなどでもこの制度については書かれているが、事例を挙げてこのような場合はどうするか判断に悩むといったことを書いているわけではない。裁判員制度の意義とこの制度の成り立ちを主題としている。
著者としては、一般市民が積極的に裁判に関わることが非常に重要と記している。戦前は日本でも陪審員制度があったのだが、政治や社会の情勢や制度そのものの不備などにより廃止されたようだ。その後先進国の中でも市民の参加しない裁判を行っているのは日本だけということもあり、陪審とは違う参審という形でこの制度が復活したもよう。ただ当時は社保庁やその他の事件がマスコミを賑わし、あまりニュースにならないうちにこの制度の導入が決定したようだ。
まあ来年より始まるとはいえ、自分が裁判員に選ばれることは、宝くじにあたるぐらい確率の低いものであろうし、自分の住んでいる地域で裁判員が必要とされるような事件も起きて欲しくないものだ。
もし選ばれたとしても、凄惨な事件の証拠写真など 私は直視できない気がする。

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『日本を牛耳る巨大組織の虚と実』
2008-06-06 Fri
日本を牛耳る

『日本を牛耳る巨大組織の虚と実』 宝島SUGOI文庫 別冊宝島編集部編
東京地検、公安、日本経団連、連合、日教組、部落解放同盟、グリンピース などニュースなどではよく耳にするが実際の内部にはよく知られていない、時には政治や経済にも影響を及ぼす団体を取り上げた内容。一つの組織について約10ページぐらいで簡潔にまとめられているので豆知識として知っておくには手ごろな本といえよう。

日教組について触れていたところで現在の組合加入率は教師全体の2割をきっているもよう。しかし三重県だけは加盟率がほぼ100%ととのこと。また日教組の影響を強く受けているのは西は広島県であり東は東京都国立市だそうだ。たしかに以前広島の高校の校長が自殺したニュースは有名になったし、また某漫画作家が紅白の自宅を建設しようとしたところ景観を損なうとして訴訟を起こされたり、建築マンションの階数で住民ともめたりとか、小学1年からジェンダー教育するとか、君が代を歌わないとか ●●市は有名。日教組の活動に適した市なのだろうか?
以前に引越しを考えていたときに「あの市だけは、引っ越すのは考えたほうがいいよ。まわり住民がうるさくて外から引っ越してきた人には大変だよ。」なんて言われたことあったな~
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世の中狭い
2008-06-05 Thu
THINKPARK TOWER

会社のオフィスは30階建てビルの20階と21階を使っていて、私は20Fで仕事をしているのだが、先日用事があり21階の経理に行った帰り突然見覚えのある顔が近づいてくるではないか。
お互いになんか見覚えがあるな~といった感じで近づいてきて
私のほうから「もしかして○○さんじゃないですか?」と声をかけてみる。
相手も気がついたようで「お~~~~」と一言。
なんと相手は前の前の会社の直属の上司だった人、もう20年近く前だろうか。今の会社とは業界も違うし所在地も違う中小企業だったのだが、まさかこんなところでは会おうとは。聞くところによると、その人も会社を辞め、同僚の数人で会社を興したのだがやはりバブル崩壊により会社も閉じて、今は一人親方としてやっているそうな。現状は厳しいらしく年金なんか納められないとも言っていた。
この人が鍛えてくれたおかげで今の私があるわけで、それで私はよくその人のことを今だによく憶えていたのだが、その人も私のことをフルネームで憶えていたようだ。私としては、その人がまた会社を再興できることを願うのみだ。
いや~ 世の中広いようで狭い。

ちなみに同じビルの違うフロアーに同じような業界の企業が入っているのだが、たまに以前に同じ部署で働いていた人を見かける。これは離職率の高い外資企業ではよくある話。
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『蟹工船・党生活者』
2008-06-05 Thu
蟹工船

『蟹工船・党生活者』 新潮文庫 小林 多喜二 (著)
巷では「ワーキングプア」や「ネットカフェ難民」なる言葉がニュースなどで頻繁に使われているが、そのブームにのって、この本が最近話題になっているということで読んでみた。簡単にいえば共産党のバイブルみたいな本。
民主主義の黎明期(大正~昭和初期?)時代の蟹工船(蟹の缶詰を作る工場船)の内部での資本家と労働者の闘争を描いている。船内で働く低下層の労働者が銃器を身につけた監督に奴隷のように酷使されつづけ死者まででてしまう。限界を感じた労働者達が自然発生的に蜂起してストライキを起こすといった内容。
著者の略歴は明治時代に秋田の貧農の家に生まれ、北海道で銀行に勤めながらこのような共産主義的な小説を書く。20代の若さで特高警察により拷問され死亡。
今の時代では考えられないような時代ではあったのだが、このような時代を経て今の民主主義があるのだろう。しかし今の時代にこのような本が見直されるのは何故だろうと思ってしまう。そこまで今の時代は切羽詰ってはいないだろうに。
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大根おろし
2008-06-04 Wed
だいこんおろし

先日、九州の実家でとれた大根を「しらす大根おろし」にして食べた。
ちなみにしらすとじゃこの違いは七分乾燥がしらすで、それ以上したものがじゃこだそうで私はまったく知らなかった。だいたい九州にいたころはシラスやジャコは食べた記憶がないのだが。
大根の辛味が非常に効いていてひじょ~に美味い。前々から外食など食べていて子供のころに食べた辛みのある大根おろしを食べてみたいと思っていたのだが、20年ぶりぐらいに悲願がかなった。
こんな大根をそこらのスーパーじゃ絶対に手にはいらないだろう。たぶん消費者が辛い大根を嫌うため、味のない水っぽさだけがある大根しか売っていないのだろうがやっぱり大根おろしは辛味があるのに限る。これを食べたら外食での大根おろしは当分食べれない気がする。
今日本は食料の自給率が40%以下であるそうだが、この大根おろしを食べながら
この先日本の食糧はどうなるのだろうと ふと考えてしまった。
(実家でとれたアスパラも食してみたのだが、軟らかくてこちらも絶品だった。やっぱり採れたての野菜は違うとつくづく思う。 食料が世界的に値上がりして暴動が起きている国もあるとニュースで報道されている昨今、新鮮な野菜を食べられることに感謝しなくては)
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『直感力』
2008-06-04 Wed
直感力

『直感力』 幻冬舎文庫 津本 陽 (著)
私も著者の歴史人物小説(西郷隆盛、勝海舟、、など)を読んできた。
この本は著者が歴史の資料を紐解いて感じたことを、現代の政治家や企業家と照らし合わせ、今の日本のリーダーに何が足りないのかを著者なりに考察した内容。
ページ数が少ないので簡単に読める。織田信長、西郷隆盛、勝海舟、坂本竜馬のことなどが主に記されてはいる。その中でも田中角栄のことを戦後もっとも優れたリーダーだとしているのは私も強く同意してしまう。小泉首相も歴史に残る人物ではあるが将来のビジョンが明確ではなかったと思う。田中首相は毀誉褒貶、黒い影も数多くつきまとう総理ではあったが明確なるビジョンもあったし、彼がいなければ今の日中関係はなかったのは確かであろう。
娘の田中真紀子は自分の息子に地盤を継がせたいみたいだが、親の地盤を孫まで継がせようとは
厚顔無恥というか、スッパリと政治の世界から身を退いてもらいたいものだ。
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『ボクは算数しか出来なかった』
2008-06-04 Wed
ボクは算数

『ボクは算数しか出来なかった』  岩波現代文庫 小平 邦彦 (著)
著者は日本で最初にフィールズ賞(数学での最高の賞)を受賞した人。
これは日経新聞の「私の履歴書」を文庫にしたもので、冒頭でそのことが記されていた。
私は「私の履歴書」は自画自賛の内容なので読まないようにしているのだが、読み始めて気づいたので、とりあえず最後まで読むことに。
著者は戦前の生まれで裕福な家庭育ち。ゆえに戦前、戦中の悲惨な体験は皆無に等しい。本書では過酷な戦時中のことは記していないだけかもしれないが、兵隊にはなっていないようだ。幼少のころから数字に夢中で好きな算数だけを勉強していたら、東大、プリンストン高等研究所に務め、その後日本に戻ってからは東大の教授で定年を迎える。東大教授のときに東大紛争があり、学生から「教授陣は専門バカ」と揶揄され、それにたいして「専門バカでないバカは唯のバカ」と言ったことは東大では有名な話だそうだ。
まあよく解釈すれば「一途に好きなことに打ち込めば人生は開け知らないうちに地位も名誉も得ることができる」ってことになるのだろうが、やはりそれはまわりの環境があったからこそであり、著者のように幼児期からピアノの個人レッスンを受けれるような環境で算数とピアノさえやっていればよかったような人今でもそんなにはいないだろう。
私としては、やっぱり自画自賛の評価はぬぐえない、、、総合評価3点かな
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