日々の読書記録など
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『自殺自由法』 
2008-05-27 Tue
じさつじゆうほう

『自殺自由法』 中公文庫  戸梶 圭太 (著)

閉塞感が蔓延する先行き不透明な日本国で、自殺を推奨する画期的な法律『自殺自由法』が成立。
将来に不安を感じる国民は、公共施設「自逝センター」へと向かう。

日本の堕落した国民&政治を痛烈に皮肉った小説。
タイトルがタイトルだけに不謹慎ではあるが笑える。
著者は今の日本の堕落した政治や社会を憂いているのだろう。
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『武道vs.物理学』
2008-05-22 Thu
武道VS物理学

『武道vs.物理学』 講談社+α新書  保江 邦夫 (著)
理論物理学者が武道を科学的に検証しようと試みた本。
著者は「子供のころから軟弱な運動音痴に加え、50歳を越えて癌患者の仲間に入ってしまった青白きダメ人間にもかかわらず、いったいどうして私が武道の究極奥義を身につけてしまったのだろうか?」と言っている。
つまりは著者は厳しい稽古などもしていないのに開眼してしまったと言っている。究極奥義とは、通常では一流の武道家に対して押し倒すこともできない非力な著者であるが、相手に合気をおくることによりいとも簡単に相手が投げ飛ばすことのできる奥義のことを言っている。
よく世間ではそのようなことを「超能力」「霊力」「波動」といった非科学的な言葉で表現されるが、そこは物理学者である著者が脳波と筋電図などを使って科学的に解明しようとしている。
現在のところ解明はされていないが入り口近くには辿り着いたのかもしれないとも言っている。
今後の余生は癌と闘いながらこの研究を続けていくつもりらしい。

仮定ではあるが「無の境地」での脳波が電磁波して相手に伝わり、その微弱電流が筋肉を弛緩させるのかもしれないとも書いてあったが、、、これは今後の著者の研究成果を待つしかないだろう。
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『風の仲間 』
2008-05-20 Tue
風の仲間

『風の仲間 』 PHP文庫  川上 健一 (著)

ミステリーでもなければファンタジーでもない純粋なゴルフ小説。TVでのゴルフ中継などに面白味を感じない人であればまったくつまらない本であろう。以前からゴルフ小説を読みたいと思い、やっと探し出した文庫なのだが、昔読んだ村上龍の「368Y Par4」のほうが、まだスポーツとしてのゴルフの面白味が感じられたように思う。マンガでは「風の大地」といった非常におもしろいゴルフマンガがあるのだがやはり文字だけでゴルフの面白さを表現するのは難しいのかもしれない。
誰かおもしろいゴルフ小説あったら教えてください。
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『ウチのシステムはなぜ使えない』
2008-05-15 Thu
ウチのシステムはなぜ使えない

『ウチのシステムはなぜ使えない』 光文社新書 岡嶋 裕史 (著)
システムの利用者(ユーザ)とシステム開発者(SE)とシステム運用者(オペレータ)の間にある埋めるに埋められない溝を書いたもの。つまりはいかにSEやオペレータが過酷な3K仕事に従事しているかを書いている。SE版女工哀史的な話かな?
私から言わせれば毒にはなるが為ににはならない本。あとがきに「もしSE関係者が読んでいれば、申し訳ない」なんて書いてあるが、だいたいこのようなタイトルは殆どがシステムに携わる人ぐらいしか読まないのではないだろうか?特に新卒でこの業界に入社された人たちはお薦めできない。もし夢を持って入社したのならば現実を知って五月病になってしまうかも。ただしこれからこの業界で働こうと思う人にはこの本を読んで再考するのもよいかもしれない。私自身もユーザ側ではなくSE側に近い立場であり本書の内容はよく理解できる。
本書にも書いてあるようにアメリカ企業ではITの部署でもCIOと呼ばれる最高経営会議にも参加する地位(役職)もあるが 日本ではITのトップでも経営会議にも呼ばれないありさま。(ちなみに我が社は外資ということもありITの上層部は女性の比率が高く半数以上が女性である、間接部門ということもあり女性の管理職が登用されやすいのかもしれない???)まず日本では会社のトップなどががITの部署などPCや電化製品のヘルプデスクくらいにしか思っていないのが現状。
過去にあった事例として、PCが立ち上がらない、エクセルの使い方を教えてくれ、キーボードが壊れた、コピー機が壊れた、プリンターの調子が悪いなど枚挙にいとまがないがITの部署とは関係ないものまで依頼がきてしまう。(電柱工事している人にパソコンの修理を依頼しているようなものだ)これらの依頼を冷たくあしらってしまうとIT部署の評判が落ちるため仕方なくサポートしたりとかしているのだが(しかしサポートしたからといって評価が上がるわけではないのが、、、やって当たり前だと思われている)。 またIT部門は会社の中では間接部門、会社の売り上げに対する貢献度が評価されにくいためリストラが始まると真っ先に候補にされるという非常に弱い立場である。(なんとも情けない)
愚痴のため脱線してしまったが
私の本来の仕事はユーザの要望をシステム化することなのであるが、まずユーザ自身が何が問題で何をしたいのかが明確になっていないことが多い。曖昧模糊としたアナログ的要求&無理なスケジュール対し言われたとうりにシステムを作ってみると、殆ど「これでは全く使えない」との返答。
これはいつものことで、私も慣れているのでそうだろうなと思いながらシステム化している。つまりは目に見える形で暫定版としてシステムをユーザに見せて初めてユーザ自身が本来の目的に気がつくといった状況。ユーザとしては上司から言われてとりあえずこちらに依頼しにくるといった状態で本人も上司の目的が理解できていないのだが。
つまりは上からの指示が明確であればこのような手間は省けるのだが、仕事とは無駄な作業が8割を締めるもの、無駄がなくなれば私もいらなくなるのでとりあえずは淡々と作業をこなすといったところだろうか。
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『迷走人事』
2008-05-13 Tue
迷走人事

『迷走人事』 角川文庫 高杉良(著)

主人公は一流大学卒業後、大手百貨店の広報部で働いていた経歴を持つバツイチの女性。
容姿端麗で頭の切れる彼女は、あるきっかけで一部上場のアパレルメーカーに勤務。
結婚は二度としないと決めた彼女であったが、創業者社長の息子である副社長と不倫関係に。
まあ簡単に言えば
周りからも羨ましがられるような美貌と知性をもったバリバリのキャリアウーマンが
不倫と仕事と社内人事の抗争の中で、自分にとっての幸せとは何かを探し出していくといった内容。
この著者にしては珍しく女性を主人公に書いてはいるが、男性からみた社会で女性主人公を書いているような感じで、このような内容は女性が書いたほうがおもしろいと思う。
高杉良の作品の中では下のランクだろう。
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『年金大崩壊』
2008-05-12 Mon
年金大崩壊

『年金大崩壊』 講談社文庫  岩瀬 達哉 (著)
最近の新聞紙上でにぎわっているのは高齢者医療制度の問題であり社保庁の問題は影に隠れているようだが、未だに何も解決していないのが現状。
私も3,4年ほど前に突然社保庁から手紙がきて「あなたの年金は未加入の期間がある可能性あるので調べてください」とのこと、その当時まだ未加入について何も話題にはなっていなかったようだし、また周りの会社の人に聞いても誰一人そのような手紙を受け取っていなかったようだ。私が一時期転職の間に国民年金に加入していたのでその部分が抜け落ちたようだ。たまたま私は十数年前の国民年金の支払済み通知の葉書が1枚見つかったのでそれを送り返し後で社保庁より「確認しました」との手紙を受け取り大事には至らなかったのだが、、、(しかしまだ私には年金特別便がきていないのだがどうなっているのだろ??)それ以来私は社保庁をまったく信用していないのだが、この本を読むともっと信用できなくなってしまう。
もう既に崩壊してしまっている国民年金、これを救済するには年金の一本化と税金による徴収しかないのかもしれない。しかしその前にやるべきことがあるように思う。過去のグリーンピアや無駄遣いを
今更言ってもしかたないが、幹部の数人が見せしめのために逮捕されただけで終わっては国民の腹の虫が収まらない。過去の社保庁の職員を含め共済年金を貰うであろう社保庁の職員は全員年金を貰えないように法律を改正するぐらいの制裁が必要だと思う。
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GWは、、、
2008-05-08 Thu
GWは本の整理、司馬遼太郎などの歴史小説と今後も読むかもしれない実務関係の本は自宅に保管することにして残りは全てブックオフへ売りに行った。
新書58冊で1,360円 と 文庫383冊で14,150円 合計で15,510円。
ちょっとした臨時収入、最近近くで美味しいステーキのあるお店を見つけたので今度そこにでも行こうかと考えている。
しかし本の原価を考えると少し考えてしまう、、、

自宅から徒歩1分のところに市立図書館があるというのに、、、
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『ひとりビジネス』 
2008-05-02 Fri
ひとりビジネス

『ひとりビジネス』 平凡社新書 大宮 知信 (著)
いまやネットショップは大流行で、これを利用してサイドビジネスをしている人が多いことだろう。
本書で紹介されている「ひとりビジネス」の人の大半もネットショップを利用している。
ただこの人達は脱サラして退路を断ち、副業としてではなく本業として「ひとりビジネス」をしている。例外として主婦の傍らビジネスを行っている人も紹介されてはいるが。ひとりで新規ビジネスを立ち上げるとなるとやはり問題は販路の開拓、そこで手っ取り早いのはネットということになるのだろう。儲けた金額でこの「ひとりビジネス」の成功か否かの判断をするとなれば、本書で紹介されている殆どが失敗しているといえる。ひとりビジネスで大きな壁となるのが信用度の問題。日本の社会ではやはり大企業が信頼されるため、個人での信用を得るまでには多大なる努力が必要とされる。その信用を得るまでに殆どの人が挫折してしまうようだが。

私みたいな小心者ではやはりひとりビジネスは無理だろう。年収が下がるのを心配するようではひとりビジネスは失敗するだろう。ただ私も年金を貰うまでは(将来本当に年金が貰えるかどうか心配ではあるが)なにかをして収入を得なくてはならない。今の会社はまだ60歳定年、運良く定年まで勤められたとしても65歳までは何がしかの収入を得なくてはならないので、ひとりビジネスも選択肢の一つではある。
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『死神の精度』
2008-05-01 Thu
死神の精度

『死神の精度』 文春文庫  伊坂 幸太郎 (著)

死神を主人公にした短編集。6の短編に分かれていて
途中の短編から読んでもそれなりに読めるが、最後の短編だけは
他の短編を読まないとつまらないかも。
人間の姿をした死神の仕事は、ターゲットにされた人間の身辺調査と
1週間後の死亡確認。人間界の「死」というテーマをシニカルに描いた小説。
以前に読んだ「ラッシュライフ」もそうだが、この作者の特徴として
小説の結末には時間軸を強引に捻じ曲げたようなトリックがしくまれている。
まあそれなりに楽しめる小説ではあるが、
私は最後のページを読んだときに思ったことは
「あ~ 前と同じような終わり方だ、もういいかな この作者は、、、」
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