日々の読書記録など
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『天と地と(上、中、下)』 
2008-04-28 Mon
天と地と

『天と地と(上、中、下)』 文春文庫 海音寺潮五郎(著)

ご存知上杉謙信を描いた歴史小説。
久々に歴史長編小説を読んだ。長編小説の定義が何なのかは知らないがこの本はたぶん長編小説の部類だろう。そういえば最近はこのような長編小説がなくなってきたように思う。ハリーポッターは爆発的に売れたためシリーズ化したので長編小説とは違うような気がする。ケータイ小説が流行るよな時代なのでこのような長編小説は今のような時代は人気がないのかもしれない。
刑務所で人気のある本はこのような歴史長編小説だと聞いたことがある。現代小説はどうしても塀の外側の世界を連想させ懊悩するそうだ。
私は仕事が忙しかったり、いろいろ問題を抱えていたりするときにこのような歴史小説を読むとホッとした気分にさせられる。私にとって歴史小説は癒し本なのである。
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『ヘタな人生論よりイソップ物語』 
2008-04-08 Tue
へたな人生論よりイソップ

『ヘタな人生論よりイソップ物語』 河出文庫  植西 聰 (著)
著者は20年にわたりカウンセリング活動をしており本書のタイトルのように、ヘタに人の話を聞くよりは、イソップ物語には人生の薀蓄がたくさん盛り込まれておりよっぽどあなたの人生のためになる
と記している。 
まあイソップに限られたことではなく論語でもそうだし浦島太郎、桃太郎、一寸法師でも同じことがいえるのだろうから評価としては買うほどの本ではない。
物語の概要とそれに照らし合わせた人世論が1つの物語について3,4ページで記されているので、どのページからでも手軽に読めるようになっている。
仕事で煮詰まったときや、気分がめげているときなどに気分転換として読むにはいいかもしれない。
ゆえにこの本は自宅のトイレに置いておくことに決定。
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『環境保護運動はどこが間違っているのか?』
2008-04-07 Mon
環境問題

『環境保護運動はどこが間違っているのか?』  宝島社新書 槌田 敦 (著)

今年ニュースにもなった年賀ハガキの偽再生紙利用などもそうであるが、製紙会社の言い訳は品質が劣るから とのことであったが、原木から葉書をつくるより、再生紙を使うほうが製造原価が高くなり
費用対効果が望めないのが本音ではないだろうか?
”エコ”と名がつけば全てが正しいようなイメージに捉われがちだが、実際は国の政策や企業のイメージによって作り出された偽エコであると言っている。原子力発電、風力発電や電気自動車などなど製造に関わるエネルギーやCO2の放出量を計算すると、とてもあとでお釣りがくるような効果が望めないと言っている。
ペットボトルや牛乳パックにしても再利用するには費用がかさみとても既存の製品と競争できないとのこと。つまりは行政の補助により再利用ができている状態でいくつかの自治体ではゴミの分別が行き過ぎ、ゴミ処理貧乏に陥ってしまっている笑えない現実がある。

京都議定書により今後日本は数パーセントの削減をしなくてはならず、それは絵にかいた餅であり殆ど実行不可能と言っている。アメリカやカナダのように既に不可能といって手をあげて脱退する国があるのもよいのではないか、環境保護という名目の暴力がまかりとうるような社会になってはいけないと提言している。

まあ確かにそのとうりだと思う、やはり環境税を導入して環境に悪いと思われるものはバンバンと税金をかけるようにするべきなのかもしれない。入りを図り出を制すことが環境保護の原則だろう。
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『宇宙で一番優しい惑星』 
2008-04-03 Thu
宇宙で一番優しい

『宇宙で一番優しい惑星』 中公文庫  戸梶 圭太 (著)
ある銀河系にある惑星オルゴ、全体の7割を汚染された泥の海が占め、残りの3割がその惑星に存在する1つの大陸。その大陸には文明国家であるクイーグ、その周りを囲むように存在するボボリ、そして野蛮な国家であるダスーンの3つの国家が存在する。
過去には国家間の戦争もあり今でも国境近くでの紛争が絶えない。そこでまた新たなる諍いが始まろうとしている。
SF小説にも思えるが、社会風刺小説といったところ。
現代社会で問題になっている、戦争やテロや宗教、格差問題、政治、環境汚染、歴史認識問題、個人情報保護法、、、その他もろもろをこのSF小説の中でパロディ化している。残酷で凄惨な表現の多いい物語ではあるが、著者はこれをSF小説といったかたちで現代社会の病巣を抉り出し読者に問題提起しているようだ。
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『東大で教えた社会人学』
2008-04-01 Tue
東大で教えてた社会人学

『東大で教えた社会人学』 文春文庫  草間 俊介 (著), 畑村 洋太郎 (著)
東大の理工系の学生を対象に講義した内容を本にしたもの。
講師は東大教授(畑村氏)の教え子であり、理工系出身でありながら商社で働き、今は会社経営の草間氏。

理工系(技術系)の人間は一般的に狭い視野でものごとを捉えがちになり
グローバル化が進む社会では今後そのような人間では社会を牽引していく人間にはなれない、学生のときからグローバルの視点で社会を見る目を養うことを目的に、このような講義を始めたようだ。
内容は会社勤めから老後まで、社会人として今後知っておくべきことを多種多様にわたり説明している。人生の道標といったところか。
このような内容は社会人になれば徐々に身につくのであろうが、それが分かった時点では(私みたいに)出世街道から外れ手遅れになる可能性もある。それに企業も以前とは違い新入社員を周りの先輩社員が育てていくといった風潮は薄れてきたように思う(少なくとも私の会社では新入社員を育てていこうなんて雰囲気は皆無)
ゆえに親心としてこのような講義が必要になったのかもしれない。
でも、こんな一般常識的なことを日本の最高峰である東大の学生に教えるようなことなのかは疑問。
現在、東大学生の親の平均年収は1000万以上だそうで、能力の前にお金がないと
東大へ入るのは難しそう。
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