日々の読書記録など
<
『若者を喰い物にし続ける社会』
2008-01-31 Thu
若者を喰い物にし続ける社会

『若者を喰い物にし続ける社会』洋泉社新書y 立木 信 (著)

著者の理論は、高齢者に手厚い保護を行い、若者に重い税金と年金を課す日本の政治はおかしいと言っている。多額の貯蓄を持つ高齢者が多いのに、高齢者と云うだけで税金や保険など優遇されるのはケシカランと言っているのだ。少子高齢化が世界最速で進む日本、政治家は投票率の高い高齢者向けの政治ばかりを行い、現代の若者に向いた政治をしていないと言っている。
まあたしかに、政治もマスコミも高齢者を全て弱者として扱っているようにも思えるかな?
下記は抜粋
『若者から離れてしまった政党について考えよう。斜陽化している税金グルメ党はどこか?,,,, それは労働組合などの支持にあぐらをかく社民党と共産党だ。彼らは税金や公金をおいしく料理して自分たちで食べてしまう税金グルメ党の側面があるため労働組合に人気があるのかもしれない。,,,,,,本心は年長者対策でしか議席を守れないと思っているのであろう。だからどんどん若者が離れていき、実態としては「老人福祉党」「インテリおばさんフェミニズム党」になってしまっている。』
『お年寄りはイデオロギー的に右の方も左の方も「靖国問題」や「国家の品格」などという問題で論争して新聞や雑誌を埋めつくそうとしている。,,,,,そのような問題は戦前や戦中、安保闘争、学生運動に懐かしさを感じる満たされた裕福な勢力に任せておけばよいのである。,,,,問題先送りのための彼らのイデオロギーの罠にはまってはいけない。我々はお年寄りの責任論より優先して考えなければならないことがある。それは世代間の不平等である。』
なかなか 過激な文章。笑える。
スポンサーサイト
別窓 | 未分類 | コメント:0 | トラックバック:0 | top↑
『犯人に告ぐ (上)(下)』
2008-01-25 Fri
犯人に告ぐ

『犯人に告ぐ (上)(下)』 葉文庫 雫井 脩介 (著)
6年前に犯人を取り逃し迷宮入りとなった事件を担当した刑事が、新たなる児童連続殺人事件の担当官に復帰する。6ヶ月たっても何の進展も見えない捜査に、TVニュース番組で刑事から犯人への呼びかけを行う劇場型捜査へと向かう。そしてその呼びかけに対し犯人から手紙がきて新たなる捜査が始まる。
まあまあ面白かった。もう1冊ぐらいこの著者の本を読んでみようかと思う。
実に興味深く読んでしまった、
なぜかというと小説の中での設定場所が私が住んでいる場所であり、私のよく知る場所が頻繁に出てくるからである。
また以前に近くの竹林で少女が絞殺された事件も実際にあったからである。その事件当時ワイドショー番組で酒屋のおばさんや近所の住人がインタビューに答えていた。著者はその事件を参考にしたわけではないのだろうが、私には小説とその事件がダブって見えるところもあった。
実際にその後事件は6ヶ月たっても解決されず、警察はローラ作戦に出ていた。私の留守中に何度も私の家を警察は訪れたようだが、私は仕事で帰りが遅く重要人物に思われたのかもしれない。
ある日曜日、2人の刑事が訪れ有無も言わさない態度で話し始めた。玄関口で数分と思っていたのだが是非とも上がって話をしたいとのこと。あれこれ約3時間も聞かれ、会社にも問い合わせたみたいで自分は要注意人物としてリストアップされていたのではないだろうか。
それから約5ヶ月後新聞の地方版の片隅に犯人逮捕の記事が載っていた。
この本を読んで、あの当時の刑事の執拗な質問攻めにあったあまり良くない記憶が甦ってしまった。
別窓 | 未分類 | コメント:0 | トラックバック:0 | top↑
2008-01-22 Tue
日本の10大

『日本の10大新宗教』 幻冬舎新書 島田 裕巳 (著)

明治以降に新しくできた宗教団体を新宗教といっている。
本書では
「天理教」「大本」「生長の家」「天照皇大神宮教と璽宇(ジウ)」「立正佼成会と霊友会」「創価学会」「世界救世教、神慈秀明会と真光系教団」「PL教団」「真如苑」「GLA」を取り扱っている。全て仏教、神道系であり何故10大なのかはよくわからないのだが、著者の主観によるものだろう。「幸福の科学」が入っていないのが不思議なのだが、あれは宗教ではないのだろうか?それとも著者自身がその教団に深く関わっているので書けないのだろうか?またキリスト系のエホバとか統一教会は、著者曰く宗教なのかカルトなのか判別しにくいため除外したとのこと。たぶん著者の範疇外なのだろう。
日本新宗教の雑学本としては手ごろだと思う。以前に読んだ『日本ばちかん巡り』は著者が各教団に行ってルポする内容で宗教団体を少し斜めから観た内容で私としてはこちらのほうが面白かった。

日本の私立高校の3分の1は宗教団体が経営母体であり、その6割がキリスト系である。新宗教は20校ほどしかないのだが、甲子園ではその新宗教の高校が多く出場している。つまりは高校野球は新宗教の広告塔として利用されているのだろう。
会員数の伸びと日本経済とは相関関係があると著者は言っている。経済が成長しているときに会員も増ている。経済が伸びて会員の生活が豊かになっていくのと現世利益を唱える教団との思惑が一致しているためだという。現在、日本の経済はは先行きが不透明であるため会員数も伸び悩んでいるそうだ。それとオウム事件のこともあり宗教団体に加入するより、個人的なスピリチュアル系へと流れていく傾向にあるようだ。
感想として、新宗教の教祖や設立時には男性より女性が深く関わっているように思える。そういえば占い師や先祖の霊を呼び起こす人などの多くは女性が多いようだし、また熱心な女性信者が多ければ教団も伸びるようだ。これは女性のほうが一途にのめり込み易く浮気性がないということなのだろうか?
別窓 | 未分類 | コメント:0 | トラックバック:0 | top↑
『大人の見識』
2008-01-19 Sat
大人の見識

『大人の見識』 新潮新書 阿川 弘之 (著)
最近は○○の品格なる本が流行っているのでこのような本を出版したように思える。
最近のBOOK売れ行きランキングで上位にあるこの本、読んでみたけど何故売れているのだろうか?著者の『山本五十六』、『井上成美』は読んでいたので少しは期待したのだが、、
八十八歳になる著者は戦時中は海軍に入隊しその後作家として六十年の経歴を持つ。
その長い作家活動の中で考えたことを記している。内容は、
見識があるのは英国、日本海軍、チャーチル。不見識は日本、日本陸軍、東條英樹といった感じで書いている。その中で著者は昭和天皇は非常に叡智のある大人と書いている。
感想、
戦争時代当時のことを語れる日本人はもうそうはいないので、言ったもの勝ちみたいに思える。大人の見識というよりは老人の愚痴 に近いのではないだろうか。
別窓 | 未分類 | コメント:0 | トラックバック:0 | top↑
『開国』
2008-01-18 Fri
開国

『開国』 幻冬舎文庫 津本 陽 (著)
幕末の動乱の時期の安政の大獄から桜田門外の変にいたるまでの大老井伊直弼を中心に描いた小説。井伊直弼といえば強引な幕政改革により水戸藩に恨まれ暗殺されてしまった悪役といった感じに思っていたのだが、小説では命を賭して徳川幕府の改革を行おうとした、江戸時代最後の気骨のある武家といった感じで描かれている。いちばんに徳川幕府を思う保守派であり、改革半ばにして殺害されてしまう破滅の美学が表現されている。新撰組の土方歳三と似たような感じに思える。
別窓 | 未分類 | コメント:0 | トラックバック:0 | top↑
『 アホでマヌケなアメリカ白人』
2008-01-10 Thu
アホでマヌケな

「華氏911」は見ていないが、これは笑える本です。彼の書いていることが本当か嘘かは別問題として。
ここまで書けば、たぶん彼はアメリカ白人の嫌われ者だろう。少なくとも10%の富裕層の人々にとってみれば。もし殆どが荒唐無稽な話だとしても、中には的を得た笑えない事実もはいっていると思う。日本でもこのくらいのこと言えるやつがいれば面白いのだろうが、もしいたとしても日本の主要なメディアは無視するか頭のいかれた野郎になってしまうだろうから世間に知らされることはないのかもしれない。しかし今はWEBでの伝達方法もあるのでそのうち出てくるのだろうか。これがアジアの大きな国であればとっくに政府により抹殺されているだろう。そういう意味ではアメリカは懐の深い国なのかもしれない。
そのうち「華氏911」も見てみよう。

別窓 | 未分類 | コメント:0 | トラックバック:0 | top↑
『虚像の砦』
2008-01-07 Mon
虚構の砦

『虚像の砦』講談社文庫 真山 仁 (著)
テレビ業界の裏側を書いた小説。
プライムテレビ放送の報道関係に務める風見は、イスラム共和国で一般人が拉致された事件をきっかけに放送業界と政治家、官僚や広告主の癒着などを暴いていく。
この事件により「自己責任」と云う言葉が一人歩きしていく様子がよく描かれている。つまりこの「自己責任」という言葉はメディアが作り出し、それにより拉致被害者の家族がバッシングを受けるよう仕向けた、メディアの責任は非常に重たいと著者はいいたいのだろう。
TVの表向きの顔は、誰にもとらわれることなく「報道の自由」を盾にいかにも正義を前面に押し出したような報道をする業界ではあるが、実はその裏、広告主(視聴率)や大物政治家に配慮した拝金主義ともとれる業界を暴露した内容。
これを読むとますますTV報道を疑って見てしまいそう。NHKでドラマ化された『ハゲタカ』もこの著者が書いているのだがこの『虚像の砦』はTV局がこのままドラマ化するのは無理そう。
なにせ今のTV業界の存在を否定する内容なのだから。
別窓 | 未分類 | コメント:0 | トラックバック:0 | top↑
2008-01-04 Fri
富士山

2008年の初出勤。会社の20Fから見える富士山。めったに会社からみることはできない富士山だけに携帯のカメラで撮影してみた。「今年もいい年でありますように~」 自然に祈ってしまった。
別窓 | 未分類 | コメント:0 | トラックバック:0 | top↑
| 読書日記 |