日々の読書記録など
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『真夏の島に咲く花は』 
2017-08-15 Tue
真夏の島に咲く花は

『真夏の島に咲く花は』 中公文庫 垣根 涼介 (著)  ★★★★☆

フィジー共和国で暮らす日本人、中国人、インド系フィジー人とネイティブなフィジー人の若者達の友情と恋愛を描いた小説ではあるが、著者の意図は単なる恋愛小説ではないのは明らかである。
フィジー共和国の歴史的背景や対立する民族間の紛争、政治、経済などに起因したクーデターが2000年に発生、そのクーデターにより翻弄される住民たち。
しかし民族や立場によりそのクーデターの影響は異なり予期せぬ方向へと展開していく。
実際に発生したクーデターをもとに書かれた小説だけあって非常にリアリティーがある。
これは単なる小さなフィジーだけの問題ではなく、多くの国が同じような政治的な問題を孕んでいるのだ。
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『不倫の恋で苦しむ男たち』 
2017-08-07 Mon
苦しむ男

『不倫の恋で苦しむ男たち』 新潮文庫 亀山 早苗 (著)  ★★☆☆☆

女性ルポライターが不倫経験のある男性にインタビューした内容。そもそもこのような男性をどこで見つけてくるのだろうか?読者対象を女性として書いたのか、それとも男性なのかはよくわからなかった。
まあ私には縁のない話ではあるが、別れのときの修羅場の話が多く書かれている。社内不倫の女性の報復措置として不倫相手を「セクハラ」で訴える場合もあると書いてあったが、
わたしの会社でも「セクハラ・パワハラ」はよく聞く話、一部にはこのような不倫関係も含まれているんだろうと思う。
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『PTAグランパ!』 
2017-08-03 Thu
PTAグランパ

『PTAグランパ!』 角川文庫 中澤 日菜子 (著)  ★★☆☆☆

グランパの意味はgland papa つまりおじいさんのようだ。孫のため定年退職した主人公が、シングルマザーである娘のためにPTA副会長として奮闘する話。
サラリーマン時代は一流企業で働き、堅物でまじめ一直線 融通のきかない性格ではあったがそこそこの地位まで登りつめた主人公。
離婚して自宅で同居することになった娘が孫の学校でくじ引きによりPTA副会長になってしまう。毎日遅くまで働く娘に代わりPTA副会長をすることに。
母親集団の中で一人浮いてしまう主人公、母親集団ならでの価値観や付き合い方に戸惑ってしまう。

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『水滸伝 10 濁流の章』
2017-07-31 Mon
水滸伝10

『水滸伝 10 濁流の章』 集英社文庫 北方 謙三 (著)  ★★★☆☆

梁山泊は禁軍の槍騎兵の師範である徐寧を酒屋の亭主である張青をつかって梁山泊に引きずり込む。
一方 宋軍は地方軍最強とうたわれる呼延灼将軍に梁山泊討伐の指令を出す。呼延灼は、一度だけなら必ず勝てると童貫に宣言し、大砲と連環馬の秘策を持って梁山泊軍を撃破する。
しかし呼延灼が北京大名府に呼び出され、その間に敗北してしまう。呼延灼の友である民兵の指揮官二人を人質にとられてしまい、呼延灼は単身で自分と引き換えにその二人の開放を求め梁山泊にのりこむ。
そして2か月後、呼延灼と民兵の指揮官である二人 韓滔と彭キ と共に梁山泊軍の一員になる。
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『水滸伝 9 嵐翠の章』 
2017-07-26 Wed
水滸伝9

『水滸伝 9 嵐翠の章』 集英社文庫 北方 謙三 (著)  ★★★☆☆

死んだはずの妻が生きているとの情報を得た林冲は戦を抜け出し単独で妻を救おうと青蓮寺の仕掛けた罠に飛び込んでいく。罠により重傷を負った林冲ではあったが途中で知り合った索超により救出される。
安全道の施術により回復していく林冲は、梁山泊の掟を破ったことにより1年間の馬の世話をする罰を受ける。
また祝家荘のような戦いが起きないように呉用は新たなる山塞を築き始める。
一方青蓮寺は梁山泊の財源元である闇塩の道を突き止め、闇塩の元締めである蘆俊義と柴進を追い詰めるが、寸前のところで梁山泊軍が救い出す。
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