日々の読書記録など
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『三匹のおっさん』 
2012-05-16 Wed
三匹のおっさん
『三匹のおっさん』  文春文庫 有川 浩 (著)

還暦を迎えた幼なじみの3人が町の防犯のために夜回りを始めるお話。
痛快現代活劇小説っといった感じでコミック誌のように読めた。
団塊世代を意識した小説かな?、、
勧善懲悪物なので読了後は爽快であるが、ただ面白いのみで私にとっては何か物足りない。
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『あんぽん 孫正義伝』 
2012-05-14 Mon
あんぽん
『あんぽん 孫正義伝』 小学館 佐野 眞一 (著)

著者の本は数冊読んだことあり、テーマとなる人物を礼賛するような内容はまったく書かない著者なので、この本に関しても著者がソフトバンク社長の孫氏にたいしてどのような評価をするのか興味があり読んでみたくなった。恥ずかしながら私はこの本を読むまで孫氏が在日(韓国)の人間だとは知らなかった。
私はどうしても孫氏のギャンブル(山師)的な感じがぬぐえない。それは、朝日TVを買収しようとしたことや、ボーダフォンや球団を買収したことなどやることが大きすぎるためなのかもしれない。それも会社としてソフトバンクが紙面を賑わすのではなく孫正義個人をマスコミが取り上げられるためどうしてもそのような感情になってしまうのかもしれない。
TV局の買収や球団経営は 楽天やホリエモンもやってきたことではあるが、孫氏は彼らより2歩も3歩も先を見据えた経営をしているということであり、両氏とも孫氏には足元にも及ばないだろう。
孫氏が松下幸之助や本田宗一郎のように語られるのか もしくは単なるギャンブラーとして語られるかはあと30年ほど待たなければいけにないのかもしれないが、現時点では歴史に残る日本のオピニオンリーダーとして語られる資格は十分に持っているように思う。
今の孫氏(ソフトバンク)があるのは祖父が朝鮮から日本に炭鉱労働者として渡り、在日という差別や多くの辛酸をなめてきた孫家3代に亘る血がそうさせるのであろう。本書は孫氏のインタビューより父親のインタビューに多くの紙面がさかれていて孫正義氏の内容というよりは孫家の歴史みたいな本であるが読んでいて非常におもしろい。

孫氏が提言する「社会を豊かにする情報革命」に対し著者は「人間の本当の価値を決める”知の高等線”を一切なくしたフラットな社会に人間は本当に耐えられるかということである。一見平等なその社会は、おそろしく退屈で人間の努力や生真面目さを奪う結果になるのではないか。そんな世界が本当に実現したらなにを糧に何を目標に生きていけばいいのかわからない人間が大量に生まれ、、、」

私も読んでいてそのへんが非常に気になっていた。何でもすべてがいいということはありえないのだから。
これは啓発本ではないがビジネスに興味があれば一読の価値があると思う。
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『政界汚染』
2012-05-10 Thu
政界汚染
『政界汚染』 文春文庫 濱 嘉之 (著)

読み始めたときはいかにもどんよりとした暗い殺人場面から始まったので本の選択失敗したかな〜と思ったのだが、
だんだん読み進むにつれのめり込んでしまった。
巨額な医療診療利益に群がる政界と暴力団の暗い闇を暴こうとする公安と警視庁の話である。
私はあまり刑事小説は読まないのだが この本はなかなかリアリティーがあり面白かった。
著者は元公安出身だけあり他の刑事小説にくらべ実際にありそうな犯罪ではないかと思ってしまった。
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『人事の嵐』
2012-05-07 Mon
人事の嵐
『人事の嵐』 新潮文庫 高杉 良 (著)

過去の著者の作品の中からトップの人事に関わる小説をピックアップして短編集として出版されたと思われるが、少し時代が古すぎていま時代とはマッチしない感じがする。
それでも未だに大企業でも世襲、情人人事はあるのかもしれない。
今はリストラなんてどこの企業でも行ってること、社員も以前にもまして道具の一部のように取り扱われる世の中、確かにサラリーマンにとってその企業のトップがどう変わるかにより自分のサラリーマン生命も左右されるが私なんかそんなこと考える余裕もない。自分の立場や仕事を考えるだけでいっぱいいっぱいだ。
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『亡国のイージス (上、下)』
2012-05-01 Tue
亡国のイージス

『亡国のイージス (上、下)』 講談社文庫 福井 晴敏 (著)

長編小説で読むのに時間がかかってしまった。2005年に映画化されたようだが評価はいまいちのようだ。
現在の自衛隊のありかたを問う内容だと思う。著者の日本国の国防を憂う気持がよく表現されているのではないだろうか。
アメリカに頼った現在の国家防衛戦略にたいし厳しい批判はしているが、小説じたいは右翼、左翼化傾向はなく中庸といったところだろう。海外にくらべ平和ボケした日本人とよく言われるが それにたいし一石を投じた小説だろう。
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